活字が読めるようになってきた
※「殺戮にいたる病」と「ルビンの壺が割れた」の話題が出ます。
ネタバレ気をつけてる人は避けて頂くよう、よろしくお願いします!
ちょっと前の日記で「同人小説大好き!!同人小説も書けた!!」という話をしたのですが、推し作品推しキャラの同人小説はサクサク読めるくせに、商業小説はここ10年くらい全く読めておりませんでした。
多分
・同人小説は原作の予備知識があり、長文でも推しの力で読み進めていける
・商業小説は1からその世界に飛び込むので頭を使う
・そして物語に入り込む前に集中力が途切れてしまう
という事で、なるべくハードルを下げるために「星の王子さま」らへんの子どもも大人も楽しめる本から少しずつ読み始め、(しかしぶっちゃけ言うとこれすら中々読み進められなくて、翻訳された漫画を読んでしまった…)
その後、記憶を消して読み直したい小説、的な話題にちょこちょこ出て来る「殺戮にいたる病」を読み出しました。1年前くらいに。
グロくてこれ夜中読むの辛いわ!!
という内容だったために、家で手を出すのは辛く(※一人暮らし)数ヶ月全く読まなかったり、外出した際に交通機関利用してる時に読んだりしてました。
けどこないだやっっと読み終わりました!ヤッタネ!!
それで勢いづけたのもあり、短めで面白いと聞いた「ルビンの壺が割れた」を購入読破。
こっちは対話型で地の文がないせいか、3時間くらいで読み終えられました。
この本栞紐付いてるけど、あんま使わなかったレベル。
どちらもミスリードというか、ハッキリした情報が出るのがラストで、それを開示したらサクッと終わるスタイルだったので、どちらも何回か「は??これで終わりか??」とページ確認してしまった。
基本後味悪い話好きな方なんですが、怒涛のラストスパートの後に唐突に閉店ガラガラシャッター下ろされるから、もうちょい気持ち悪い余韻が欲しかったな。
ひょっとしたら叙述トリックな感じの小説は私は向いていないのかもしれない。
トリック明かされた後の話は、蛇足になりやすそう。というのも理解はできるけども。
小説読者玄人になれば、「それが良い」レベルになるのかもしれない。もしかしたら私にはまだ早かったか…
けど、どちらとも話自体は面白かったです!!割と心が削られるので、読み返すのは時間置いてからじゃないとしんどいけどな!
この二つの話のお陰で、脳の小説読む回路が開いた気がするので、「次色々手を出してみよう。」と新しい小説買ったりしてます。
しかし次読むやつは、爽やかな善人が出て来る話が読みたいな。