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note感想🌟 世界はラテン語でできている | 本とサーカス
世界はラテン語でできている
著者 ラテン語さん
出版社 SBクリエイティブ
発売日 2024年
英語の語源はラテン語。
Salary(給料)は、ラテン語のsal(塩)が語源。
物々交換の時代のローマ(王政期)において、兵士に支払われる給与が塩であったことに由来する。
言霊と呼ばれるように、言葉には魂が宿るから、ローマの精神が脈々と今も根底に流れている。
ずいぶん前のことになるが、この話を知った私は知的好奇心を刺激され、いてもたってもいられず部屋を飛び出し、鼻腔をぴくぴく膨らませながら妻に話した記憶がある。「言葉の語源」を知った時の高揚感、身体中に一斉に溢れ出るドーパミンの迫力は凄まじい。
世界の秘密を垣間見たような。
言葉フェチなんですね💞
本書は最初から最後まで語源、語源、語源のオンパレード。ページを捲るごとに脳内からドーパミンが噴出され、読み終わる頃には絶頂に達して気絶しているかもしれない。
超絶に面白い本のようです。
語源をたどることでそこに共通したイメージが浮かび上がってくる———。ほぅ。クラスにいた英語が得意な子、特に大量の英単語を覚えていたあの子は、こうして語源から派生させて覚えていたのかもしれない(20年前に知りたかった)
本質を奥からつかめば、あとは派生ですね🌟
高校生は数学の証明問題を血眼になって解いたあと、証明終了を示す「Q.E.D(quod erat demonstrandum)」を忘れずに書いているはずだ。約2800年ほど前に誕生した言語が今もまだ生き続けていることは、考えてみれば凄いことである。
私たちは、ある意味、ローマ人(あるいはローマ精神)の末裔なのかもしれない。
言葉フェチには、たまらない一冊🥰
笑得る古代ローマさん、素敵な記事をありがとうございました♫
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