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キャッシュプーリングの銀行選定
本日はキャッシュプーリングの銀行選定に関してです。
記事の前半は下記のリンクをご覧ください。
■ 記事の前半はこちら
キャッシュプーリングの銀行への影響
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財務部門が銀行選定を行う上で最も気を使うのが、取引銀行との関係性についてかと思います。
キャッシュプーリングという商品は資金を一つの銀行のキャッシュプールに集約するという性質上、取引銀行への影響も大きく、この部分が導入への障害となり得ます。
メインバンク等の必要な銀行関係を維持しつつも、この障害をうまくクリアすることが、財務マネージャーには求められるのです。
メインバンクは借入の縮小を警戒
メインバンクにとって、キャッシュプーリングの導入は、たとえキャッシュプーリング銀行に選定されたとしても、必ずしもいい話になるとは限りません。
キャッシュプーリングを導入することで企業の資金効率が向上し、それに伴って借入の残高が減り、銀行の収益が悪化するためです。
企業の規模が大きければ大きいほど、元のキャッシュマネジメントが非効率であれば非効率なほど、影響は大きくなります。
警戒する一方で、取引関係の強化も期待
しかしながら、メインバンクはキャッシュプーリングの導入を警戒する一方で、プーリングは関係強化になり得るとも期待をしているはずです。
キャッシュプールにより、資金を集約できれば、自社の預金が増えるかもしれないですし、グループ各社で口座開設ができれば、地場で行なっている取引を獲得できるかもしれないなどと思うはずです。
キャッシュプーリングは落とせない
キャッシュプーリングの導入を検討するような企業は、優良企業が多く、特に成長企業は今後の取引拡大ありえます。
メインバンクにとって、キャッシュプーリングのサービスを他社に取られてしまえば、メインバンクとしての地位を失いかねないため、全力でキャッシュプーリングの獲得に動いてくるはずです。
取引銀行への対応策
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キャッシュプーリング導入は銀行、特に既存の取引銀行にとっては、センシティブな問題です。
銀行がキャッシュプーリングの導入に対して、好意的かそうでないかは、プーリングの預金・借入の金利や手数料水準に大きな影響を及ぼしますので、こちらから話を持っていく場合は、慎重に話を進めることが無難です。
借入のある銀行への説明には気を遣うべし
特に借入のある銀行に対し、社内説明と同様の資料を用いて、「有利子負債の返済のため、キャッシュプーリングを導入します」などと、素直に説明することは避けたほうが良いかもしれません。
実際にそのような説明をして、キャッシュプーリングの導入の話を潰されたというケースも知っております。
導入の再検討をお願いされる可能性も
邦銀の場合、銀行員は2、3年のスパンで人事異動があるため、とりあえず、導入を1、2年遅れせられれば良いと考え、タイミングをズラすことや導入の再検討のお願いをされる可能性があります。
そうなければ、キャッシュプーリングの導入はかなりの長期戦になってしまいますし、時間が経てば、社内の流れも変わってしまうかもしれません。
経営層はより金融機関との関係を重視する傾向
財務機能単体で見ると、キャッシュプーリングの導入は望ましいことですが、成長企業で、今後も資金調達を拡大する可能性があるのであれば、上層部は銀行とのリレーションを優先させ、金融機関を敵に回すような財務施策の推進は慎重になる可能性もあります。
事業の買収・売却の意思決定に触れる経営層は、財務マネージャーが考える以上に金融機関との関係を重視する傾向があるので注意が必要です。
銀行を味方につけることはスムーズな導入に必要
自社の財務強化について、銀行に支援してもらえるよう、うまく立ち回ることも財務マネージャーにとっては必要です。
まずは、銀行の担当を味方につけ、自社のキャッシュプールの導入について銀行内で友好的な説明をしてもらえるようにするのが、スムーズなキャッシュプーリングの導入には大切です。
銀行説明のコツ
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では、キャッシュプーリング導入について、銀行説明のコツを5つお伝えします。
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