原初ぼくらは特別だった

自分が物語の主人公になんてなれない。って思いながら、モブキャラが主人公になる物語を読んでいるぼくは、何を考えているのだろう。結局主人公というポジションを手放せず、いや諦められず今を生きている。どこかでぼくを認めてくれる人がいる。この世界にはいないかもしれないが、異世界にならいる。そんな思いが、今の異世界転生ブームを生んだのではないか。結局みんな自分を自分で認めることができなくて、他人から何を言われたって自信がなくて鬱屈した生活を送っている。なにがそうさせたのか、なにが自信を持てないぼくを生み出したのか。圧倒的な存在か?いや、いま考えたらそれは別に圧倒的でもなくて、せいぜいその地域で優れていただけのことだって思えるはずだ。親かそれとも教師、そうやって他人に責任を押し付け自分を正当化する。結局自分を信じていないのは自分自身だ。他人に褒められたってそれを真正面から受け止めることができない。穿った見方をしてしまう。そんな100万人が思っているようなことを投稿するぼくはただの人だ。そんな自分を認められる人に私はなりたい。あ

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