産学共同研究が流行ってる。流行ってるっていうか、一つの手段。ウチの研究室は流行りに乗ってるわけでもなりたいわけでもないけど、15年以上前から企業と研究する感じになっている。大学だけでやれることは知れているとわかってたからだと思う。偶然にも認知症の人たちと関わることになり、その人たちが理不尽な思いをせずココロとカラダを大事にして過ごせることを願ってずっといろいろやってきたけど、気づけば医療機関も含め、官民問わずにコラボしてきた。コラボしてきて思うのは、コラボがうまくいくのは、以下の条件を全部みたしてる場合だ。
・やり方や思想が違っても最終目的が心の底から同じであるかどうか
・やり切る情熱と継続力があるか
・今までやってきたやり方や考え方に固執せずに生産的な対話ができるか
・スピードがあるか
・それぞれの社会で必要とされている成果が出せるか
・無関係の人にも分かりやすい内容か(特に社会実装)
ありがたいことにそういう企業に巡り合った。こちらも同じくこれらの条件に合わないと、すぐに見放されると思う。このプロジェクトをやりきるために、気を引き締め直して挑みたい。
文責 アカデミックスタッフ 山川みやえ