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私たちのチームを紹介します(グルメ杵屋社会貢献の家)

今回は私たちのチームの1つを紹介します。グルメ杵屋社会貢献の家は大阪市にある特別養護老人ホームで現在、私は看護師として働いています。(詳細は当HPの研究所、メンバー紹介のページにリンクがあります。)元々は修士課程の時にアルバイトで雇っていただき博士課程からは正職員として雇っていただくことになりました。

こちらの1番の特徴はなんといっても食事でしょう。写真はお正月の時のおせち料理です。ここまできれいで美味しい食事は特別な時だけではありません。普段もおいしく楽しめるような食事を栄養士さんが考えて作っています。

高齢者施設なので、硬いものを食べるのが難しい方もいらっしゃるため一人一人の嚥下状態に合わせて5つの食事形態があります。どの食事形態がよい、というわけではなくその人が食事をおいしく楽しめるように、という思いから極、美、優など食事形態の特徴を表した名前になっています。(一般的には常食、嚥下食などといった呼び方が多いのではないかと思います。)実習に来られた学生さんからも「イメージしていた施設の食事とは違った、美味しい。」と言ってもらえ、改めて食事って生活の中で重要な要素だなと感じました。

さて、ここからは施設と病院の看護師の役割について感じたことを書きたいと思います。

最初は「施設の場合、大きな病気のある人はいないし、簡単なのかな。」と思っていましたが、むしろ逆でした。施設のほうが医師が常駐していない分、看護師に求められる判断も大きくより難しいと感じました。特に施設では老衰も含め、お看取りを行うことも多いため、ご家族やご本人の意思を尊重した最期になるよう努めなければなりません。もちろん、病院のほうが様々な医療処置や疾患があり病院の難しさもありますが、施設の看護も特有の難しさがあるなと思いました。

高齢化が進み、最期の迎え方も多様化していくと思います。その中で、安楽で希望に叶ったお看取りをするにはどうしたらよいか?という問いをスタッフの皆さん、利用者の皆さんから学び、自分の看護、研究に生かしていきたいと思います。

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