その瞬間のために

あれ?私投稿したっけ?と一瞬錯覚してしまった。当研究室のホープの齊前くんとほぼ同じようなタイトルで投稿しようとしていたからだ。同じようなことを大切に思える人が同じ研究室にいるという嬉しさとともに、連休最終日で痛烈に感じたことを書く。
認知症ケアを専門だといってきて、時間がないということや、専門職であれ友人であれ心の支えがいると全然違うことや、診断時早期からのしっかりとした説明を繰り返し受けているとその後のプロセスが全然違うことなど、たくさんの気づきがあった。それでも本当にケースから学ぶことばかりで、先の見通しがわかってたとしても今はどうしようもないことが、いかに多いことか。揺れる当事者の人たちをみて、専門家の一歩引いてみるところは絶対に大事だと思う一方で、この揺れを追体験してみないとわからない世界もあるのだと気づく。最近いろんな状況の人たちのリアルタイムに触れて、また自分の積み上げてきたものが全然足りなかったと思わされる。世の中は圧倒的に不平等にできている。その不平等さの中で、生活をみる専門職と豪語していても、所詮此方側からの生活しかみれていないとわかったことだけでもよかったと思って、また積み上げていきたいと思う。(文責 やまかわ)

いいなと思ったら応援しよう!