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この世と俺らの境界線
奴らの領域が膨張し、包囲網は突破された。
肥満児は、長い木の棒で警官の腹を易々と貫く。
「う……お?」
——馬鹿な?
こんなせいぜい小学5年の子供が?
防刃ジャケットをあんな木の棒で?
銃弾は命中したのに平気なのか?
警官の頭を、数々の疑問が一瞬で過ぎり、激痛が疑問を追い出した。
だがその痛みもすぐに消えた。
警官の身体は、見る見るうちに制服ごと小さくなり、茶色い塊へと変貌する。
彼は、唐揚げになった!
コンビニのレジ横に陳列されている、棒に刺さった唐揚げ棒。
そのうちの一塊の肉、大きさはサッカーボールより少し大きい程の巨大な唐揚げだ。
肥満児はそれを美味そうに眺めると、すぐに次の獲物へと襲いかかる。
——そこからすぐ近く。
スーツ姿の男が、光剣を振るって鮭人間達を斬り捨てていた。
鮭人間達の後方には、全裸の男が勃起した性器をシゴいている。
そして今、射精した!
精液は半額の札が貼られたイクラのパックに放たれるや否や、たちま【400文字】
【続く】
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