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あまり語られない転職を成功させるコツとは?

これだけ価値観が多様化して、
進化や変化が早い現代社会では
「転職」という選択肢を
自分の中から除外するのは
あまりにも硬直化し過ぎであるとは言えるでしょう。

ただ、逆に「転職」という手段が
頻繁に取られてしまうことによって
将来の選択肢を狭めてしまうことがあるのも
一面の事実でもあります。

転職エージェントという仕事を
今まで20年間も続けてきて最近思うのは、
「中長期的な視点」の欠如です。

当ブログでは「戒め」として
「今だけカネだけ自分だけ」という言葉を紹介し
今に固執し将来を棒に振るリスクを語ってきましたが、
年を取るごとに選択肢が減るという決断は
誠に申し訳ないですが
「間違い」ですと言わざるを得ません。

石の上にも3年。
転職シーンではよく使われますが
昨今では「こだわる必要なし」とする方が増えています。

誠に申し訳ないですが
「大間違い」ですと言わざるを得ません。

私自身、今まで多くの転職シーンに携わり、
また自社採用も行ってきましたが、
断言します!

3年未満の転職を繰り返してきた人と
5年とか、8年とか、10年以上の在籍期間を
複数社で持つ人では
採用される確率、
定着する確率、
成功する確率、
活躍する確率、
条件アップする確率などが「段違い」に異なるのです。

私は今後、自社採用に関しては
3年以内の転職を繰り返してきた人は
まず採用しないと思います。

今まで散々失敗してきたというのもありますが、
おかげさまで「今」大成功したことによって
骨身に染みるほどによくわかりました。

ハッキリ言うと
もうあらゆるものが「段違い」なんです。

ただ何ごとも「例外」があります。
3年未満で点々としてもいいケースは
たった2つだけです。

①他にはない高いスキルと経験を持つ。
②他にはないポテンシャルがある。

ま、この「他にはない」が大きなポイントであり、
他にいくらでもあるのであれば
100%、3年未満で点々としないほういいでしょう。

スキルや経験は積み重ねですから
たっぷりと時間を掛けたほうがいいに決まっています。

ポテンシャルはある種の天才性みたいなものなんで
自分でコントロールできるものではありません。

ただこれはスキルや経験という側面だけの話しであり、
例えばハラスメントが常態化している職場であったり
ノルマなどのプレッシャーが強く
心身の負担が巨大であったり、
いわゆるブラックな職場なのであれば
早期退職も致し方ないでしょう。

このあたりは個々それぞれの事情を
総合的に鑑みないと何とも言えませんけど、
だいたいが点々と職場を変える人は
ブラック企業だ!と声を大にして言いますが、
実は企業側から見ると
ブラック人材である可能性もあるのです。

これは痛いですよ。
年を取るごとに雇ってくれるところが少なくなりますし、
何よりも条件は年々悪化します。

結局、「キャリア」なんですよ。

キャリアとは何ぞや?と問われれば
私は「スキル」と「経験」と答えます。

「スキル」と「経験」という「キャリア」があれば
転職のチャンスはいくらでもあるんですよ。

でも、ないのに転職しようと思えば
それは若いうちだけの特権です。
そう遠くない未来に特権は失われます。

その時に勝負のポイントとなるのは
「スキル」と「経験」という「キャリア」の有無です。

耐えがたい環境に耐える必要なんてありませんけど、
中長期的な視点を持って、
どんな「スキル」と「経験」を身につけるべきか?
ここを考えずして転職しても
あまり良い結果には繋がらないと思います。

最後に「超」重要なことを述べます。

将来、どんな「スキル」や「経験」が必要になるか?
これはわかりませんよね。

時代の要請に合わせて、
私たちも進化し続けるしかないと思います。

でも1年間で身につけられる「スキル」や「経験」と
10年くらい掛けないと身につかない「スキル」や「経験」の
どちらに「希少価値」があると思いますか?

もちろん後者ですよね。
転職シーンで「希少価値」は「超」重要です。

その「スキル」や「経験」を持っている人が
世の中に少ないならば
採用される確率は高まりますし、
条件アップの可能性も高いでしょう。

これを逃がしたら
その「スキル」や「経験」を持っている人を
採用するチャンスはしばらくないだろう。
こうなりますから。

でも「希少価値」がないと
他にも候補がたくさんいるわけでし、
条件を上げる必要もないのですから
転職はしにくくなるばかりです。

採用する側も
選択肢は広いので焦る必要がありません。

私は転職シーンにおいて
最も重要なのは
この「希少価値」であると考えています。

そして価値のある「キャリア」とは、
売れる「スキル」や「経験」とは、
突き詰めれば「希少価値」の有無ではないでしょうか。

「希少価値」を手に入れるには
とんでもない天才か、
時間を掛けるしかないのです。

だから「中長期的な視点」が必要であり、
無目的に点々と職場を変える人は
絶対に手に入れられないのですね。

高条件がどうのとか、
自分の思いがどうのも大事ですけどね、
「希少価値の高いスキルや経験を手に入れる」ことこそが
転職では最重要であると思いますよ。


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