~知っておこう!! 医師の健康保険 任意継続 医師国保 国保について~
皆さん、こんにちは。
ジーネット株式会社の小野勝広です。
アフターコロナ時代。
外勤先、非常勤先を失ったドクターも少なくなく
常勤先の勤務環境が激変した先生も多くいらして、
職場を移る事を検討しているケースも増えているようです。
次の職場の事に意識が向きがちで
つい後回りになりがちな健康保険について
今回はお知らせいたします。
<常勤先を辞めると健康保険の手続きが必要です>
医師の場合は、
退職後に通常は以下の3つから選択することとなります。
①任意継続被保険者になる
②医師国保に加入する
③国民健康保険に加入する
その他、家族の健康保険(被扶養者)になるケースもあります。
①任意継続被保険者とは、
退職後もそれまで加入していた健康保険制度に引き続き加入し、
その被保険者となることです。
ただし、
・任意継続できる期間は最長2年
・任意継続の手続きは退職後20日以内に自分で行う
・退職時に任意継続をする保険の加入歴が2ヶ月以上あること
が要件として定められています。
任意継続には、2年間の期間制限があります。
この期間中は再就職しない限り止めることはできません。
逆に2年たてば資格喪失して、
国民健康保険に移ります。
②医師国保とは、
医師国民健康保険組合 医師会の保険です。
要件は
・地区医師会もしくは大学医師会に所属が必要(医師会の会費がかかる)
特徴は、
・保険料が収入にかかわらず一律の料金
・家族の人数に応じて保険料が上がります
・医師会ごとに保険料が異なります
ちなみに、東京都医師健康保険組合の場合は、
第1種組合員の保険料は32500円/月
そして家族一人あたり12500円/月に、なります。
※介護保険料除く
<医師国保のメリット・デメリット!>
医師国保に加入するメリットは、
収入にかかわらず
各組合員の保険料が決まっているため、
国保と比較すると保険料が割安になる場合があります。
医師国保のデメリットは、
1人当たりの保険料が決まっているため
給与が少ない場合は保険料負担が大きいこと。
また、
世帯全員が医師保険に加入しなければならないため、
扶養家族の人数が多いと保険料が増加することなどです。
【 参考 】
医師国民健康保険組合(医師国保組合)に加入するには
<国民健康保険のポイント!>
③国民健康保険
国民健康保険の保険料は、所得により異なりますが、
上限額が決まっています。
上限は、820000円/年(=68333円/月)です。
※介護保険料除く
また、家族の人数に応じても保険料は異なります。
<まとめ>
・任意継続被保険者が、保険料が一番安いケースが多い
・医師国保は、家族の人数で保険料が上がる
医師会費用が必要
医師会ごとに保険料が違う
・国民健康保険は保険料に上限があるため、
医師国保より保険料が安くなる場合がある
一般的には、上記となりますが、
家族構成 年収 フリーランスの期間など、
個々の状況で判断することが、大切ですね。
それぞれ、
条件や手続きの期限が設けられているので、
退職までにしっかり調べて選択されることを、
おススメいたします。
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