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キーワードは“日本らしさ”「接待の手土産セレクション 2024」
ぐるなびは2024年12月2日、現役秘書の目利きで“ビジネスシーンに相応しい特別なお客様に安心して贈ることができる手土産” を選定する「接待の手土産」最新セレクションを発表しました。当日に行われた発表会では特選20品、特別賞5品が紹介されたほか、タレントの大倉士門さんが特別ゲストとして登壇し、トークショーが行われました。
「接待の手土産」は、現役秘書が選りすぐった心遣いが伝わる贈り物を全国からお取り寄せできるサービス。手土産ギフトは日本のおもてなしの心であり、ものづくりの力であり、文化の結晶。信頼構築のカギとして、ビジネスの場でも通用するような上質な手土産情報がほしい―そんな思いから誕生しました。年間延べ約1,000名の現役秘書が参加する品評会にて、厳正かつ公平なる審査により決定した“ビジネスシーンに相応しい特別なお客様に安心して贈ることができる手土産” を「接待の手土産セレクション」として年に一度発表しています。
セレクション発表会の開催は5年ぶり。発表会冒頭、ぐるなびの執行役員・食と観光事業部長である西原史郎が「全国各地からさまざまな思いをもって商品を作られた事業者の皆様がエントリーしてくださった。選ばれた商品は本当に間違いのない商品。ビジネスシーンなど、手土産を贈るさまざまな機会にぜひご活用いただきたい」と挨拶しました。
セレクションを選出する品評会に参加するのは、現役秘書の方々。会社の重要な役職を担う上司をサポートし、研鑽を積んだ高い能力と人間性によって業務を遂行する秘書は、ビジネスシーンにおける重要な存在です。日頃より手土産を活用する立場であり、さまざまな観点からセレクトする目利き力をもって試食のほか、実際に贈る際の話のネタになる情報を得ながら、デザイン性や高級感など秘書目線で細かく評価していただきます。
事前審査、WEB品評会などを経て、各認定商品が決定。セレクションの中でも極めて評価の高かった逸品を「特選」、今の時代にふさわしいと評価された手土産を「特別賞」として認定しました。
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2024年は特選20品のうち、6品が今回初めて選出。ひときわ目を引いたのは、東あられ本鋪(東京)の「冨嶽三十六景 撰 北斎一福」(税込5,616円)。葛飾北斎の描いた作品がパッケージだけでなく、あられにもプリントされており、特に日本らしいデザイン性が評価されました。
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また、特選に通算3回選ばれた5品を「殿堂入り」と認定。赤坂松葉屋(東京)の胡麻豆腐やお茶漬けが入った「赤坂料亭ごのみ詰合せ」(税込4,860円)、日本料理店・Kuma3が手掛ける「銀座くろまめへしれけーき」(税込7,344円)など、高級感あふれる商品が新たに認定されました。
特別賞には、料理人の想いが形となった「ガストロノミー賞」、独自の斬新さやストーリー性のある「話題賞」、プティギフトとして使い勝手が良い「プティ賞」が選出されました。商品一覧や詳細については、ぜひ特設サイトをチェックしてみてください!
近年の傾向について、「接待の手土産」ブランドマネージャーであるぐるなびの中村千夏は「コロナ禍を経て、手土産を選ぶ際のポイントにも変化があった」と示しました。感染防止の観点から個包装が重視されたほか、相手を気遣った商品が選ばれていると分析。さらに今年ならではの特徴として、訪日外国人の増加に伴い、ビジネスシーンでも日本らしい商品の需要が増えていることを挙げ「特選20商品中、13商品が日本らしい商品。例年は6割以上が洋菓子ですので、今年らしいラインナップになったといえます」(中村)としました。
会場には、特選や特別賞に選ばれた事業者の方々が来場され、認定証や花束が贈呈されました。トークセッションでは特別ゲストの大倉士門さんに、手土産にまつわるエピソードを披露していただきました。
3年前に所属していた芸能事務所より独立した大倉さんは、お仕事の現場への手土産をご自身で選び持参されているそう。「心がけているのは、普段なかなか食べないものや、自分だったらなかなか手に取らないと思うもの、日常的に手にするにはちょっとお値段が高い品物をコンセプトに選ぶことです」(大倉さん)と、お相手への思いやりを明かしてくださいました。
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ただ、時にはこんな失敗も。「京都のほうのクライアントさんにお持ちするときに、東京駅の百貨店で買っていったんです。お相手の方は喜んでくださったんですが、のちのち聞いたらじつは京都名産の商品だったんです。たまたま東京で売っていたのを手に取ってしまった。それからはどこで作られたものなのか、ちゃんとチェックするようにしています」(大倉さん)。
さらに、ご家族での手土産エピソードについて尋ねられると「お正月に、(大倉さんの実家がある)京都へ妻のみちょぱも来てくれていて、その時に毎回手土産を持ってきてくれます。毎回悩んでくれているみたいなんですが、おばあちゃんでも馴染みがあって手に取りやすい最中などのお菓子を選んでくれています。目新しいものというよりは、家族にとっての定番を選んでくれているみたいです」と語っていらっしゃいました。
「接待の手土産セレクション 2024」に選ばれた商品を召し上がった感想も。個人的ナンバーワンを質問されると、大倉さんは「全部、印象的だったんですが……」とかなり悩まれた後、今年初めて特選を受賞したマルヤマ食品・梅見月(和歌山)の「紀州南高梅 貴珠」(税込5,940円)をチョイス。「親族が和歌山にいることもあって、紀州南高梅は食べたことがあるのですが……これは衝撃を受けました。口当たりの良い、ほどよい酸っぱさ。大粒な見た目のサイズ感以上の満足感でした」と絶賛。贈り物にふさわしい高級感がご自身の手土産セレクトの際のコンセプトもマッチするそうです。
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また、甘いものも大好きで特選に選ばれたMAGIE DU CHOCOLAT(東京)の「フィナンシェ ショコラ」(税込4,420円)もお気に入りとのこと。小さい頃から大のフィナンシェ好きだったそうですが「チョコがかかっているのを初めて食べました。まったく、くどくない。このコラボレーションはハマってしまいそうです」(大倉さん)。
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受賞された事業者の方々へは「皆様おめでとうございます。世の中にたくさんある手土産のなかから選ばれたことは、本当に素晴らしい。これを機に僕も新しい商品と出会うことができたのが嬉しいです。今後、ぜひ使わせていただきたい」とメッセージを寄せてくださいました。
発表会後には、2025年の「接待の手土産セレクション」に向けた品評会が行われていました。国内外の幅広い年代の方に喜んでいただける“日本らしさ”やオフィスで配りやすい“個包装”など、特色のあるセレクションとなった今年ですが、来年はどんな商品が選ばれるのかが楽しみです。
「接待の手土産」特設サイトでは、2024年のセレクション商品を一挙公開。品評会で寄せられた現役秘書の評価コメントも掲載されており、手土産選びに大変便利です。あなたがお相手を想って選ぶ、とっておきの手土産を見つけてみてくださいね。