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ゲームプレイ雑記2:「表現と想像の余白~私がモンハンライズを好きな理由~」

こんばんは、いまかがみでございます。
なんと今集会所☆3緊急クエストにて百竜夜行が突破できず止まっているという完全初心者ムーブ中なので、今回は別の記事を書こうと思います。
(総プレイ時間1.100時間のうち百竜夜行に割いた時間がいかに少ないかが分かってしまうなぁ)

巷…例えばyoutubeなんかだと、今はXXやWorldが再びブームになってるような気がします。既プレイヤーさんの出戻りだけでなく、ライズから入った新規プレイヤーさんたちが過去作をとても楽しそうにプレイしてるのをよくお見かけします。っていうか現に私もswitchでXXをプレイ中で、イャンクック先生の洗礼やらハプルボッカのギミック狩猟を楽しんでおります。

しかして、私は全てのモンハンシリーズの中でモンハンライズ・サンブレイクが一番好きです。ただし全部をプレイしているわけではありません。
あくまで既プレイの4G、XX、Worldの中でという話になります。
はて、それはなんでだろうと思いまして。

正直なところ、映像美やモンスターの生態描写、キャラクターの生活感などは発売から5年経っているはずのWorldが圧倒的に優れています。
私もプレイ中は狩猟そっちのけでフィールド上を走りまわったり、ぐびぐび回復薬を飲んでこんがり肉を頬張ってました。その描写があまりにリアルで、新鮮だったからです。
でもゾラ・マグダラオスをぽこぽこしてストーリーが一区切り、リオレイア亜種をいざ狩猟、というところで私の手はぱたりと止まってしまったのです。それは不満だったとかつまんなかったというマイナスの理由ではなく、「大満足してしまった、なんか大きいモンスターを相手にしてゲームクリアの気分になってしまった」んですよね。プレイ時間はその時点で約40時間。私が子どもの頃、ちょうどRPGがクリア出来る時間がそれくらいでした。
つまり私のゲーム腹時計というか…感覚として、ゲームをクリアした気になってしまったのかなと。

加えて、その時は気付かなかったのですが今振り返ると思うのは、「映像が綺麗すぎる」のが大きいような気がするんですよね。私にとってゲームとはドットやPS2の粗さとリアルさが両立するアレを真っ先にイメージするものであって、それ以上の綺麗さやリアル感だと実写映画や映像作品を見ている気分になるんです。例にあげるならFF7のアドベントチルドレンを鑑賞しているような感覚。こんなに綺麗な映像なら、自分で動かすよりじっくりしっかり見ていたい、操作や作戦に脳のリソースを割きたくない…と心のどこかで感じているのかなと思うのです。FF10とかの時々のムービーシーンなら手を止めて見ていられるけど、現在の映像技術は常にムービーシーン状態で鑑賞モードになっているのかな。

そしてそれに関連してもうひとつ。
私個人のゲームが面白いという観点のひとつに、”想像の余白”があげられます。例えば、ポケモンシリーズなら、ポケモンのイラストやドット絵、アニメの限られた情報から現実の動物なんかとリンクさせて可愛い姿を想像するんです。が、ポケモンスカーレット・バイオレットや、レジェンズアルセウスなどだと、ポケモンの公式”カワイイしぐさ”をいっぱい見られて、そこで満足できちゃう。そうすると途中で手が止まってしまうのです。
余白は可愛いなどのプラスの面だけではありません。
例えば、ドット絵FFの戦闘画面とかではドットキャラが敵にえいえいって武器を振って、敵がバシュッという効果音とともに消える…これの繰り返しで戦闘が成立しますよね。でも今のスーパー美しい映像でそれをやったらどうでしょうか?美麗なキャラクターの細かい表情、反対にグロテスクになる敵クリーチャー、攻撃を受ければ流血表現があったり、ボロボロになる描写が「目の前で実際に」起こるんです。今まで想像で自分の都合のいいように頭の中で処理していた(苦手な人はマイルドに、人によってはよりリアルに)ものが事実として、大量の情報として出される。そうなると例えば私なんかはその情報の処理に気を取られて、ゲームを操作する手が止まるっぽいんですよね。想像したいから、想像の材料が欲しいから長時間ゲームをプレイする。でも想像するまでもなく情報が十分すぎるくらいあると、その余地がなくなる。そうなると私の場合は満足度がプレイ欲を上回るようです。

話を戻して。それらの話を踏まえると、モンハンライズってすごく私にとって「丁度いい」んですよね!モンスターはしっかり綺麗で画面が潰れることもなく、でも綺麗すぎないギリギリのところで疲れることもない。(PCはそれでも超綺麗だけど、なんというかWorldと作画?が違うんですよね。実写じゃなくて綺麗なアニメみたいな)操作感は最新鋭、アクションも爽快感重視で重みが少なめというのが私の性に合っていたようです。そして今ガッツリやってるモンハン以外のゲームはオクトパストラベラーやスタデューバレー。超ドット!ドットの良さを現代になってしみじみと感じるのでした。

映像が綺麗なのはダメ!という気は全くありません。
しかし、実際に画面のキャラクターに干渉する、操作する…となると
多少の余白があってくれると、より楽しく遊べるのかな、と思いながら
今必死に我が里の最終関門を攻撃しまくるバサルモスに大砲をぶち込んでます!!うぉぉぉぉ!!なんとかなれぇぇぇぇ!!!


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