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Reading Comprehension in GMAT Verbal

「一定程度の英文が読解できることはMBAや大学院レベルの授業に貢献するための必要条件」

とReading ComprehensionがGMAT Verbalで課される理由はここ​にあると思います。​

MBAプログラムにおいては分厚い教科書と参考文献、馴染みのない業界に関するケース教材を毎日のように読み込んで頭に入れておくなど事前準備として最低限です。授業でいきなり発言を求められるのも日常茶飯事です。

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​​目次

  1. Reading Comprehension概要

  2. Reading Comprehension勉強法と対策

  3. Reading Comprehension出題パターン

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1. Reading Comprehension概要

​1 - 1. Reading Comprehension(通称RC)は長文読解​

ものすごく難解なパッセージを読み、パッセージあたりいくつか(大体3-5個くらい??)の小問が出題されます。パッセージの難易度はTOEFL Readingと比較してGMAT RCのほうが難しいです。TOEFLと比較して「出題のパターン」が複雑であったり曖昧と感じる問題もあり、要求される読解レベルが高いです。

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1 - 2. 幅広い分野の語彙力が不可欠

社会科学だけでなく自然科学系/人文科学のトピックからも出題されます。GMATはRCに限らずどのセクションも特別な予備知識は不要となっていますが、もし予備知識があれば問題文を読みやすいでしょう。

​それでもGRE Verbalと比較すればGMATの方が語彙力は求められていません。反対にGREのVerbalは見たこともない単語が珍しくありません。

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1 - 3. Reading Comprehensionの出題パターン

Reading Comprehensionで問われているのは主に

  • Understands words and statements パッセージの内容を理解する

  • Understands logical relationships between points and concepts パッセージの構造を理解する

  • Draw inferences from facts and statesments パッセージの内容に基づき類推する

  • Understand and follow the development of quantitative concepts 結論や事実を論理的に導く

​これらを測るために問題は「主題は何か」、「理由、根拠は何か」、「何が推測できるか」、「この文章を他の事象にあてはめると、、」、「用いられている文章のロジックは」「著者のスタンス、トーンはどうか」などです。

​​​​1 - 4. 本文が読める以上の正しく読む力 = 精読力

長文読解でありながら「問題文の単語の意味がわかる=正解がわかる」とはならない出題もあります。著者の意図、文章の構造、トーンを意識する必要がある場合もあります。英語を読み、英語で考え、英語で選択肢を絞り込む必要があります。​​​​​​​​​​​​​

​​2. Reading Comprehension勉強法と対策

​2 - 1. 最初から難関レベルの問題に取り組まない

パッセージはものすごく難しいです。。
まずはこちらで1、2問だけ挑戦してみて難しさを体験することをお薦めします

https://www.mba.com/exam-prep/gmat-official-starter-kit-practice-exams-1-and-2-free

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2 - 2. 15分読み続けられる英語力

英語の教材をなんでも構いませんので、「楽に意味が理解できるレベルの英語」を毎日15分は途中休憩なしで読みましょう。​簡単で退屈に感じるようになれば、ちょっとずつ英語レベルを上げていきましょう。

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2 - 3. 精読はCritical Reasoningの学習から

最終的な到達点はReading Comprehensionの長文を精読できるようになることですが、まずはCRの学習を通じて文単位、パラグラフ単位で精読できるできないを意識していきましょう。

書かれている内容を把握する訓練は、CRでパラグラフにおける文の役割:主題、副題、反論や結論を見つける、これらの分類ができるようになればRCの出題パターンにも応用できます。

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2 - 4. 最初は簡単な問題から「習うより慣れろ」

オフィシャルガイドの簡単レベルを一通り解いて出題パターンに慣れることをおすすめします。出題パターンは標準難関レベルの問題でもあまり変わりません。

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2 - 5. 訳せるだけでは足りません

Reading Comprehensionは馴染みのないテーマで複雑な構文が出題されます。そのせいもあって、書いてある事の意味がわからない = 読解力が足りない、と考えがちですが、意味が完全にわからないなりに解答できる問題もあります。語彙力があれば有利ですが、一部意味がわからなくとも解答する訓練も大事です。

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​2 - 6. 語彙力

既にTOEFL対策で単語を勉強している方も多いかと思いますが、語彙力が足りない場合と感じた場合には今一度GMAT用の単語をやり直すほうが結果的に近道です。

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3. Reading Comprehension出題パターン

Reading Comprehensionはこの3タイプに限られませんが、タイプを押さえておいて損はないと思います。

3 - 1 . 主題:パッセージの結論、主張、タイトル、目的に関するもの

  • What is the main theme of the passage?

  • What does the author insist in the passage?

  • Which of following is the suitable as the main topic for the passage?

などです。

​パッセージ全体としては、メインテーマだけでなく文章の意図、つまり主張しているのか、説明しているのか、紹介しているのか、反論しているのかニュアンスを読み取れるように学習していきましょう

3 - 2. 副題:パッセージの事象、主張を支持、否定する情報やエビデンスに関するもの

  • Which of facts in the passage supports author's idea?

  • Which of following ideas fit well with the passage to support the argument?

  • Why the author mentions A in the passage?

​主題を取り巻く副題や用いられている事象についても出題されることがあります。ある下線部について、著者はどのように下線部を用いているのかなど、主題と同じように意図を問うものもあります。

​また、パッセージ全体の構造を捉えることが大事だと思います。これは主題を補強しているのか、次の話題への繋ぎなのか気にしてみてください。

3 -3. 推論:パッセージから推測されるもの

例) What is inferred from the conclusion of the passage?やWhich of following ideas can be inferred from the first paragraph of the passage?などです。

​パッセージの内容からはこんなことが言えるだろうな、というように直接の記述はないけれども、、という問題です。行間を読んだり、論理を飛躍して考えることが必要です。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​




GMAT Focus Edition と 旧バージョンはスコアや形式が異なり、同じパーセンタイル・順位なら前者の方が40-50点くらい低いです。つまり、

​645 (Focus Edition) = 700 (旧バージョン)

​が一つの目安になりますので、受験体験記やビジネススクールのAdmissionsクラスプロフィールをチェックする際にご注意ください


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