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GMAT 700 is achievable if Quantitative 49

Focus Edition以前の旧バージョンのGMATに基づいた内容を含みます。

ビジネスにおいて定量的な分析や意思決定は昨今のデータに基づいた経営がもてはやされる以前から重要なものですが、それはビジネス分野に限ったことではなく医療、行政、教育やアカデミックな研究でもあてはまることです。

MBAは「将来のグローバルリーダー育成」であるものの、特に大学学部の専攻については指定がありません。商学、経済や理工学、社会学など数学や統計学を扱う分野だけでなく、文学や歴史など人文科学からも学生を受け入れています。

国によって中等教育や大学教育カリキュラムには差があり、大学にも教養課程重視やリベラルアーツカレッジもあれば、日本の医歯薬学部のように専門課程及び職業を前提とすることもあります。


少し話が逸れました。

上記のような多様な志願者を評価・選抜するのはMBA各校にとって大変な作業なのは想像に難しくありません。その中でGMAT Quantitativeは次の2点を公平に測ることが目的の一つでしょう。

  • ビジネスにおけるファイナンスや定量分析に臨むスキルや素養を持っているか

  • ケースメソッドにおいて論理的な意見やアイデアを組み立てることができるか


裏返すとMBA志願者にとっても

「大学の専攻や成績、キャリアの業界や職種に関係なく定量的な素養や論理的思考力」

を示すことができる数少ない出願資料であり活用しない手はありません。アピールポイントの観点で捉えればGMAT Quantitativeの目標スコアは

  • Q49 = 上位20%

  • Q50 = 上位10%

だろうと思います。

また、GMATは母国語に関係なく一律受験ですので母国語が英語でない受験生にとり「Verbal, Quantitativeのどちらが得点を確保しやすいか?」を考えればQuantitative狙いは火を見るより明らかです。

同じパーセンタイルになる平均値と中央値を比べてみると

  • 平均値 Verbal 27.10 : Quantitative 38.34

  • 中央値 Verbal 28 : Quantitative 42

​人によって異なりますが、日本生まれ日本育ちの受験者にとってVerbalの28はそんなに簡単には獲得できないスコアです。TOEFL Readingが高得点の方でもVerbalの苦労話はごまんとあります。Quantitativeにおいて及第点を確保すると少しだけ安心材料になりますし、Verbal対策やエッセイにより多くの時間を割くことができます。


及第点のスコアと理想のスコアは? 

Quantitativeで実質満点の51は難関です。51は97パーセンタイルですので、GMAT受験者100人中の上位3-4人にしか与えられません。50でも89%で受験者のうち上位約10%とかなり狭き門です。GMAT Prepで安定的に50-51が出ていたとしても、本番で50以上だけを狙っていくのは多少リスキーな印象です。

​Quantitativeの合格点は49、だいたい上位20%が現実的だろうと思います。Q49ならば学部で理工系でなくとも、職歴で定量的な分野が少ない場合でも数字や論理の能力が備わっている示せるのではないでしょうか。数学が苦手ならば48、およそ上位25%としたほうが良いかもしれませんが、その場合Verbalの難易度がかなり上がります。

Quantitativeのスコアが47、全体の2/3以下だった場合は再受験を検討したいところです。49→51と47→49、同じ2ポイント上昇を比較した場合、勉強量やかかる時間で後者が断然容易だと思います。


苦手分野を無くし、スコアを安定させよう!

QuantitativeはVerbalと比較してスコアが安定しており、かつ覚えるべき単語、用語も限られています。Quantitativeが48以上が取れるという自信はVerbalに臨むうえでもプラスです。そのためにはQuantitativeにおいて苦手分野を無くすことが大切です。

オフィシャルガイドの練習問題、マスアカ、JMathやGMAT Prepの模擬試験で解法をしっかりと身につけておけば、本番においても全く解けない問題が続く可能性は低いと言えます。一つ一つ解答できる問題を増やしていくことで、数学が得意な方ならば1か月以内に49点を安定的に出せるようになるのも無理ではないです。

​Quantitativeで49を確保し、Verbalで30以上、Totalで650以上を目指すことでアジア及びヨーロッパのトップスクールを狙えるスコアを獲得する。この戦略は社費で受験機会が限られている方、MBAを目指してはいるものの米国MBAのトップスクールだけに絞ってはいない方には一理あるかと思います。


Quantitative単語張

算数/数学は日本語だろうと英語だろうと全く変わりませんからだいぶ楽です。公式や定理、計算は世界中どこでも同じですから、Quantitativeは英語よりもグローバルなツールです。

​​

Word 日本語訳

arithmetic 算数
real 実数
irrational 無理数
rational 有理数
integer 整数
absolute value 絶対値
odd 奇数
even 偶数
prime number 素数
addition 足し算
subtraction 引き算
multiplication 掛け算
division 割り算
remainder 余り
factor 約数
sum 合計
fraction 分数
numerator 分子
fraction bar バー
denominator 分母
reduce/cancel 約分

digit 桁
hundreds 百の位
tens 十の位
units 一の位
decimal 小数
tenths 十分の一
hundredths 百分の一
thousandths 千分の一

coefficient 係数
base 基数
exponent 指数
square 2乗
cube 3乗
number line 数直線
average 平均
standard deviation標準偏差
probability 確率
ratio 比率
rate 速度
percent 百分率
root√、根
factorization 因数分解
prime factorization 素因数分解

algebra 代数学
substitution 代数
equation 方程式
linear equation 一次方程式
inequality 不等式
greater than より大きい
less than より小さい
greater than or equal to 以上
less than or equal to 以下
quadratic equation 二次方程式
function 関数​

geometry 幾何学
circle 円
concentric 同心の
diameter 直径
radius 半径
chord 弦
arc 円弧
solid 立体
vertex 頂点、交点
face 面
volume 体積
cylinder 円柱
sphere 球
hemisphere 半球
altitude 高さ

angle 角
acute angle 鋭角
right 直角
obtuse 鈍角
slope 傾き
triangle 三角形
isosceles triangle 二等辺三角形
right triangle 直角三角形
equilateral 等辺の

equilateral triangle 正三角形
leg 直角三角形の辺
hypotenuse 直角三角形の斜辺
quadrilateral 四角形、四辺形
rectangle 長方形
square 正方形
polygon 多角形

GMAT Focus Edition と 旧バージョンはスコアや形式が異なり、同じパーセンタイル・順位なら前者の方が40-50点くらい低いです。つまり、

​645 (Focus Edition) = 700 (旧バージョン)

​が一つの目安になりますので、受験体験記やビジネススクールのAdmissionsクラスプロフィールをチェックする際にご注意ください



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