虚空の中で見たもの
疑念が確信に変わった瞬間
中学2年生、いじめがきっかけで不登校だった俺は自室でpcゲームやネットサーフィンに明け暮れていた。
父親は忌まわしき予感に駆られつつ、静かに居ることなど許されぬような状態だった。
三日ほど伯父が電話に出なかったからだ。
曾祖母(ここではおばあちゃんと呼ぶ)と伯父は一緒に住んでいたが、おばあちゃんは重度の癌のため入院生活をしていた。
そのため父と伯父は密に連絡をとっていた。
だけど三日間も電話に出ない。
弟である父は何か嫌な予感がしたのだろう。
父親は