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ベスト

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極めて内省的なベスト
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2021年12月の記事一覧

2021年に読んだ本

2021年に読んだ本

今年読んだ本から印象的だったものについて適当に記す。 

美徳のよろめき   -三島由紀夫

『金閣寺』のような思惟的な美文で書かれているわけでないが、娯楽文学として滅法面白かった。スノッブな登場人物にイライラしたが、なるほど、三島はこんなのも書けるのかとやけに感心した覚えがある。今年は「三島由紀夫とデヴィッド・ボウイのイコノグラフィーにおける共通点」なんてことも考えた。いつか発表できればと思う。

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2021年に聴いたアルバム

2021年に聴いたアルバム

新作はあまり聴いていないので、今年リリースされたアルバムではなく、今年よく聴いたアルバムをここに記す。

1. SYNCHRONICITY    - The PoliceThe Police の最終作にして、最高傑作。細かいディテールは他の教育的な記事に任せるとする。アルバム全体で一つの作品なので、一度聴き始めると途中で止まることはできない。その間、こちらは緊張と恍惚を強いられ、聴き終える頃には圧

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2021年公開映画 ベスト

2021年公開映画 ベスト

2021年公開映画の中から極めて個人的で、内省的な理由で選んだベストを記す。

草の響き
斉藤久志監督

俳優、東出昌大の人間性などといった話はとりあえずどうでもよろしい。ショットにおさまる彼の貌、身体性が移動キャメラの動きに還元される様を見れば、この映画が静かな美しさを放ち続けることを確信するしかない。

偶然と想像
濱口竜介監督

すぐれて”令和的”な女性映画であり、溝口にも増村にも似ていない

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