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記事一覧
2021年に読んだ本
今年読んだ本から印象的だったものについて適当に記す。
美徳のよろめき -三島由紀夫
『金閣寺』のような思惟的な美文で書かれているわけでないが、娯楽文学として滅法面白かった。スノッブな登場人物にイライラしたが、なるほど、三島はこんなのも書けるのかとやけに感心した覚えがある。今年は「三島由紀夫とデヴィッド・ボウイのイコノグラフィーにおける共通点」なんてことも考えた。いつか発表できればと思う。
2021年に聴いたアルバム
新作はあまり聴いていないので、今年リリースされたアルバムではなく、今年よく聴いたアルバムをここに記す。
1. SYNCHRONICITY - The PoliceThe Police の最終作にして、最高傑作。細かいディテールは他の教育的な記事に任せるとする。アルバム全体で一つの作品なので、一度聴き始めると途中で止まることはできない。その間、こちらは緊張と恍惚を強いられ、聴き終える頃には圧