飲食店DX開発日記④ 売上予測とシフト作成
こんにちは。
ミエルカシステムの中の人です。
飲食店の生産性向上のため開発した内容を発信しています。
飲食店のDX推進についてできることやポイントなどお伝えできればと思います。
第4回目 売上予測とシフト作成
前回の記事で生産性を高める為には、労働時間を短縮するだけではなく、利益率を高めるという視点が必要と書きました。
今回は、食材原価に次いで大きな変動費、パート•アルバイトの人件費について、DXの事例やポイントなどをお伝えしていきます。
人件費コントロールは飲食店特有の課題
パート•アルバイトの比率が低い企業では、人件費はあまり変動せず、固定費として捉えます。
小売店でも、季節や曜日による売上の変動がそれ程大きくなければ、人件費の変動はそれほど大きくありません。
しかし、飲食店の場合季節や曜日によって売上は大きく変動します。
特に売上規模が大きい場合は、パート•アルバイトの比率が多くなり、コントロールの重要性が非常に高くなります。
人件費率と労働時間
一般的に飲食店では人件費率目標が設定されます。
業態によりますが、売上に対し、25%程度とするのが一般的ではないかと思います。
しかし、シフトを組んだ時点では、適切に作成されているかを判断できておらず、結果を見て(人件費の高さに)驚いてしまうというケースも多いようです。
こういった問題を解決する為、ミエルカシステムには、シフト管理機能が実装されています。
シフトを作成すると即座に、下記のようなデータが自動で計算されます。
人件費はいくらか?
人件費率は売上予測や売上目標に対して何%か?
労働時間は何時間オーバーしているか?
売上目標や売上予測に対して適切にコントロールできているかが、一目でわかるようになっています。
売上目標 ≠ 売上予測
また、売上予測も重要なポイントとなります。
飲食店では、1日毎に売上目標を設定することが一般的ですが、目標は、”これだけ売りたい”と設定するものですから、達成しない月が出てきてしまいます
売上目標に対してシフトを作成すると、人件費率目標も達成できなくなってしまいます。
ミエルカシステムには、過去のデータをもとに売上予測を自動で算出する機能があります。
売上目標と売上予測を別々に管理することで、
売上目標を目指した攻めの販売活動
売上予測を意識した守りのコストマネジメント
が両立でき、より収益性を高める仕組みとなります。
飲食店のマネジメントには改善の余地が大きい
飲食店は、仕入、製造、販売などを全て店舗内で行う必要があり、複雑なビジネスモデルとなっています。
しかし、参入障壁は低いのでマネジメントが不十分で無駄なコストが発生しているケースも多いように思います。
店長の力量や経験に左右されず、誰でも簡単にマネジメント出来る体制を作る事が、生産性を高める。
ミエルカシステムは、DXでそのお手伝いができればと思っています。
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