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わたしの20代に『アラサーちゃん』があって良かった

1991年生まれのわたしは、2021年に30歳になりました。


2021年某日、30歳になる直前、「どうやって20代を終わらせようかな」と考えました。

30歳を祝う前に、自分なりに20代にきちんと別れを告げたかったんです。


何をしようか。

わたしの20代を構成していて、その存在に感謝をしていて、なおかつ時間を捧げるだけで済むものとは?


「20代を支えてくれた漫画を読み直す」!

パワフルなだけで能力が何もなく、とにかく動き回ってガツガツしていた20代
(今振り返ると、なんて恐ろしい奴なんだと震えます。絶対に関わりたくない)。


全然周りも自分も見えていなかったけれど、それでも周りの人に対して敵意や悪意だけは持たずにいられたのは、「みんな事情があるのよ」と優しく教えてくれたお姉様方の存在のおかげでした。


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アラサーちゃん 無修正1〜7!!!


20歳当時、少し背伸びする気持ちで読み始めたアラサーちゃん。

その後2019年に連載を終えるまで、ずっとお姉さまの背中を追いかけて勉強させていただきました。


それまで知らなかった話も多いし、読んで初めて「たしかに〜!!!」と頷くこともたくさん。


・アクセサリー、金と銀なら、金の方がモテ力は劣る。

・歳をとるとチ◯コにつや消しが入る

・不倫は独身側が圧倒的に不利

などなど。

小ネタを挙げ始めたらキリがないくらい、それはもう、たくさん。


「パレオは男ウケが悪い」と身をもって知った後に、同じことをアラサーちゃんで読んだ時の納得感は、一生忘れられない!!!!



そんな「わかる!」「勉強になります!」のオンパレードのなか、わたしにとって新鮮だったのは、"自分の顔面は上位1%"だと自認しているのに、人生ままならない女・ゆるふわちゃんの存在でした。


「自分は美人ではない」と自覚した上で生きていた20代前半のわたしは、「美人はいいなぁ」と失礼にも思ってしまう傾向がありました。

漠然と「美人はいいなー、人生ぬるゲーなんだろうな」って。

「美人はいい」の理由が全く具体化されていない、相手の立場を全くわかっていないバカです。


そんなバカなわたしに、ゆるふわちゃんは、美人なりの苦労をさらけ出してくれました。

「本当に好きな人は振り向いてくれない」といった恋愛の悩みから、仕事の悩みまで。


わたしの漠然とした「美人はいいな」を打ち破るには十分すぎるインパクト!

「"これさえ持っていたら無敵"なんてアイテムの存在は幻想なんだな」と思い知りました。


ゆるふわちゃんは顔面のみならずマインドも含めて、「自分とは違う人」。

そんな彼女の苦悩も知ることができたおかげで、「みんな事情があるし悩みがある」と受け止め、「わたしだけが正しい!」なんて阿呆な幻想に囚われずにすみました。

20代でこのことに気付かせてもらえたことに、わたしは深く感謝しています。




こうして30歳になる直前に久しぶりに読み返したアラサーちゃんは、自分でも驚くほど、しっかり覚えていました!!

それだけ深くインストールされたということなのでしょう。



改めて振り返ってみたら、わたしは

手マンで「痛くない?」って聞いてくれて、
ぬいぐるみに暴力をふるうどころか、
自ら買い足して愛でて、疑似世話までする人と、

結婚して子供を産んでいました!!


完全にアラサーちゃんの恩恵を受けた伴侶選び!!!!!

※アラサーちゃんで描かれていた点を重視して選んではいませんよ。偶然の一致です


実際におっとりさん(夫)は非常によく出来た人で、毎日助けられたり、
彼が赤ちゃんをあやす姿を見てわたしが癒されたりしています。

よかったねぇ、わたし。




紛れもなくアラサーちゃんの恩恵を受けた20代。感謝しかありません。

しかし、著者の峰さんは自身のアラサー時期が終わると同時に連載を終了されているので、30歳のこれからを教えてくれるお姉さまは不在。

えーん!
30歳からはどうしたらいいの!?
教えてお姉さま!


・・・と探した結果、出会ったのはジェーン・スーさん。

#伯山ラジオ (問わず語りの神田伯山、当時は問わず語りの松之丞)のアーカイブ放送でその存在を知り、その後、テレビ東京ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」を観て、podcast番組「over the sun」で虜に!


30歳から、というよりは「女性の生き方には何通りもある」点を強調して、分け隔てなく人生を示してくれています。

今がどれだけ辛くても、続けていった先に人生がある。


学ばせていただきます!先輩!!!!



ジェーン・スーさんご本人にリツイートされた本読みツイートを記念に貼っておきます。



今まで本当にありがとう、アラサーちゃん。


これからよろしくお願いします、ジェーン・スーさん。


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グルテンふり子
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