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ガラパゴスの今、そしてシリーズAの資金調達の意味とこれから

こんにちは、ガラパゴス代表の中平です。

今回はシリーズAの資金調達を実施したのでその経緯や、そもそもガラパゴスがやっているAIR Designのこと、フィロソフィー、そしてこれからのガラパゴス、そんな事を書いていければと思います。

ちょっと長いですが、お付き合いいただけますと嬉しいです。

ガラパゴスとAIR Designが目指す世界

ガラパゴスは「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」というフィロソフィーを掲げている企業体です。

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そして、AIR Designというサービスを通じて「デザイン産業革命で、関わるすべての人を幸せに」することをミッションとしています。

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デザインという産業は100年間大きな進化がなく、とてもアナログで、非常に非効率が多い業界です。結果として、作り手のデザイナーは3Kな職場を強いられています。今アプローチしている広告デザイン領域なんかもその現状が顕著で、買い手であるマーケターも効率的で正しいデザインを手に入れることができないのが現状です。

私達は、このデザイン産業に対して、製造業の考えを持ち込み、AIやデータのテクノロジーを駆使し、ビジネスモデルを転換することで、圧倒的な生産効率を実現し、この産業構造を根底から変革しています。

・勘に頼らない、データを基にしたデザイン設計
・職人ではなく、属人的でないデザイン製造プロセス
・作り手も買い手も不利にならない、ビジネスモデルの転換

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僕らの思想が広がれば、もっと世の中が良くなると信じて日々邁進しています。

前回のラウンドからここまでの成長

AIR Designは2019年9月にサービスインし、ガラパゴスは2020年4月にプレシリーズAラウンドとして2.23億円の資金調達を行いました。そこから約1.5年後の2021年9月に今回のシリーズAラウンドの10.8億円の資金調達を実施しました。

サービスをリリースした2019年からここまでの売上の成長はとても順調でした。例えば、同一四半期の売上を比較しても、前年比で約3倍を維持し、T2D3の成長を実現しています。

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組織も、資金調達以降一気に拡大しており、今も引き続き大きく拡大させています。

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順調であり、しかしもちろん多くの事業及び組織の課題を抱えながら、常に状況を見える化して解決して日々頑張っています。

巨大なデザイン産業とまだまだな僕ら

ここまである程度、事業も組織も順調に成長してきました。が、実はデザイン産業というのはとても巨大な産業です。

想像して下さい。

今、目に見えてるもの全て、実は”デザイン”されているのです。その適用範囲の大きさに目眩がします。

ざっと試算して、アプローチできる国内のビジネスデザイン市場規模だけを考えても、およそ10兆円。グローバルだと160兆円もあるとても巨大な産業に対して、変革を挑戦するスタートアップ。それがガラパゴスなのです。

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本当にまだまだ道半ばであり、半ばどころかスタートラインにも立っていない感覚です。

シリーズA参画の投資家の皆さん

前回のラウンドから既存投資家3社と、新規投資家4社の布陣です。

まずは既存投資家さんです。

アーキタイプベンチャーズさんにはリードを担っていただきました。中嶋さんは社外取締役として、野村さんはスーパーな担当としてプレAから伴走して下さり本当に事業成長に貢献とコミットをしていただきました。また、福井さんには最後に男気で意思決定してもらいました。

そして、みずほキャピタルさんの担当の原田さんには一番はじめから応援していただき、大町社長と黒崎さんの応援もとても心強いです。

グローブアドバイザーズさんの秋山さんはいつも僕らの成長を上場時から逆算してアドバイスをいただき、代表の山口さんにも大変感謝です。

このように、プレAからずっと伴走してくださった株主の皆さんが追加出資というのは本当に素晴らしいし、心強いし、とても嬉しく思います。だって、ガラパゴスの良い所も悪い所も知り尽くしてくれていますから。

そして、新規の投資家さんです。

今回のラウンドも多くの投資家の方々と協議させていただきました。合計37社のVCさんとお話をさせていただきましたが、今考えられる最高の布陣が敷けたかなと思っています。

STRIVEさんがラウンドのコリードを担ってくださいました。堤さんはお会いすると、いつもずばっと鋭い質問で僕の目線を上げてくれて、困って相談するとすぐに対応してくださいます。キャピタリストとしての経験がとてつもない。担当の古城さんとはG-Startupでの出会いがきっかけで、いつも僕らの事を深く理解してくださっているのがヒシヒシと伝わってきます。

そしてグロースファンドを標榜するTHE FUNDのシニフィアンさん。小林さん、朝倉さん、村上さんという日本でも有数の頭脳の皆さんとの毎回のディスカッションはヒリヒリとワクワクで今後がめちゃくちゃ楽しみです。グロースファンドさんの参画のタイミングとしては少し早いかもしれませんが、期待を込めていただいて、ビシバシ鍛えてもらいます。

DIMENSIONさんは、宮宗さんとICCにてディスカッションさせていただき、とても多くの示唆をいただきました。担当の中山さんも深く深くガラパゴスをご理解いただいて、心強い限りです。

そして、THE GUILDさん。日本トップのデザインファームの深津さん安藤さんの会社にも株主として参画していただいた意味は、デザインの会社としては大きいと思っています。

(この辺りの意思決定までの経緯などは紆余曲折色々ありましたので、別のnoteにまた書きたいと思います。)

今回の資金調達の意味と、ガラパゴスのこれから

今回、デザイン会社としては日本で過去最大級の資金調達額となりました。

これが何を意味するかというと、デザインに対する期待、そして経営とデザインの距離がとても近くなっていることを示していると思います。

アナログで非効率なデザイン産業を、僕らのAIR Designによってデザイン産業革命を起こし、圧倒的な効率産業に進化させる。その先に待っているものは、デザインによるなめらかな経営です。それを全ての企業が選択肢として持ちうる。そんな世界に対する期待感だと思っています。

そして、これからのガラパゴスの成長戦略のキーワードは、顧客基盤拡大とデザインファームネットワーク、SaaS化、多角化、海外、そしてFintechへの拡大です。

僕らのAIR Designはもっともっとお客様に使っていただきたい。その顧客基盤の拡大性を追求するために、マーケティングの強化、セールスチームの強化、そして代理店ネットワークの構築を進めます。同時に、共にデザイン産業を変革するデザインファームの皆様との連携を強めてまいります。

また、SaaSであるAIR Viewの開発を強化することにより、より多くの多様なお客様にサービス展開できる未来を作ります。

さらに、広告のデザインに限らず、様々な企業活動のバリューチェーンで活用できるAIR Designシリーズの多角化を進めていきます。

国内の次はグローバルです。カイゼンが進み、品質を追求できるMade in Japanは製造業だけではなく、デザインの産業でも世界に対してプレゼンスを出せると僕らは信じています。要は、AIR Designの輸出による世界進出です。

さらに、「仕事」の効率化のその次にあるのは「お金」の効率化です。Fintechを僕らから産み出し、AIR Designに関わる皆様をもっともっと幸せにできる世界を目指します。

描く絵はとてつもなく大きく、グローバルで誰も成し遂げたことのない前人未到の世界です。

ゆえに、仲間がもっともっと必要です。

デザインの世界は、あなたが思っているよりも不条理にあふれています。

そして、デザインの世界はあなたが思うより、可能性にあふれています。

どうか、一緒に世界をもっと良くしていきましょう。

カジュアルに、お話しましょう!!

こちらからぜひご応募下さい!


参考までに、過去のピッチ動画を貼っておきますので御覧下さい!

↓2020年9月のICCの動画

↓2019年9月のICCの動画。