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液体商品を固形に変えて、環境問題解決への一歩へ

米ロレアル社の子会社Garnier(ガルニエ)社がアメリカのマーケットで『Whole Blends Shampoo Bars』 というシャンプーバー(固形シャンプー)を発売することを発表した。

シャンプーバーとは一体?

洋服やペットボトル、食品・化粧品容器など、我々の生活には欠かせないプラスチックだが、SDGsや環境の問題意識の高まりを受け、様々な企業がプラスチックゴミの削減や、サステイナブルへの取り組みなどが行われている。シャンプーバーは、プラスチック問題などの環境への配慮がされたシャンプーだ。シャンプーバーは、液体シャンプーより水を使う量が少なく、従来のプラスチックボトルを使わないデザインになっている為、パッケージに使われているプラスチック量はゼロである。
さらに、94%はプラントベースの成分とでできており、シリコン、防腐剤、石鹸を使用せずに作られている。シャンプーバー1つで最大2か月の使用することができ、髪への成分にも配慮がされている。

SDGsと美容業界

同社の国際ブランド部長のAdrien Koskas氏はこう語る。

“At Garnier, we are deeply committed to shift the way the beauty industry operates and lead the change for all of us. The new Whole Blends zero-plastic shampoo bars are a huge milestone for the brand. We are not only changing the face of haircare but also helping millions of consumers across the US to take #OneGreenStep and join us in our journey towards more sustainability.” – Adrien Koskas, Global Brand President
「ガルニエでは、美容業界の運営方法を変革し、変革を牽引することに取り組んでいる。新しいゼロプラスチック・シャンプーバーは、このブランドにとって極めて大きな一歩であり、私たちはヘアケアの様相を変えるだけでなく、米国中の何百万もの消費者が#OneGreenStepに取り組み、我々の持続可能性への旅に参加してもらうことを手助けしたいと思っている。」

美容業界の新たな方針『Green Beauty(グリーンビューティー)』を掲げるガルニエ社はSDGsの高まりを受け、今まで我々が当たり前に消費していたシャンプー容器を使わない画期的な商品を打ち出した。まさに、Adrien Koskas氏も語っていた美容業界の改革に相応しい商品である。液体で使うことが当たり前だったシャンプーを固形に変え、パッケージにゼロ・プラスチックを変えるという、今までの生活を変えていく商品が今後SGDsやサスティナブルな社会を作る上にあたって重要なのだと考える。

出典: 
CALDWELL, GEORGINA. (2021, August 2). Garnier launches Shampoo bars in the US. Global Cosmetics News.


執筆: Saya

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