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見栄えばかりの店にお金を払いたくないから、下調べして美味かった店にしか夫を連れて行かないこれも愛と呼んで。

今日は朝からお寺とか花屋さんとか歩き回って散歩に行ってないのに、あと1500歩で目標の5000歩達成しそうなので儲けもんよね。

開眼供養のため、仏壇とご本尊、ご本尊の脇に飾る掛け軸を持ってお寺に行ってきた。
位牌はすでに先週お寺に渡してきているので、それだけ持っていったの。
小さな仏壇でも禰󠄀豆子が入っているような炭治郎が背負う箱くらいの大きさがあるし、駐車場から、お寺まですぐの道もあるんだけど、正門から入らないとダメらしいと息子が死んでからすっかり仏教かぶれの夫のルールに仕方なく付き合い、結構ある道のりを歩く。もちろん夫が仏壇を担いで、私は小さなご本尊様と、掛け軸2個を大事に大事に抱えて歩く。
無宗教だったのに、なんなら、どちらかといえば小学校〜高校はカトリック、大学はプロテスタントという西洋風気味だったのに。
何度か通っているうちに初めは緊張しながらガチガチと入っていったお坊さんの家もピンポーンと軽い調子で、インターホンを鳴らし、帰りにはお茶請けとお菓子まで持たせてもらって帰る。


この歳で色々作法に詳しくなっていく。
服より、靴より、袱紗を見ている自分がいる。
食器より雑貨より花瓶を探している自分がいる。
こんな新しい自分も嫌いじゃない。

朝早かったし、何か食べる気にならなかった。
だからとってもお腹が空いてたけどお目当てだった食堂はランチが臨時休業。
以前会社の人に連れていってもらっておいしかった広島お好み焼きと広島ラーメンのおいしいお店に連れていく。
夫は節約家だ。外食も割と渋る。
夫が行きたがるのは昔からやってる、言葉悪く言うとちょっと古くて、汚い定食屋。
焼肉も焼肉きんぐとか寿司もはま寿司とかスシローはあんまり行きたがらない。
ただ、お肉屋さんが2階でついでのようにやっている焼き肉屋は同じ1人3500円ほどでもとても喜んで食べる。
いついっても同じ形、同じ味のものにきっと彼は惹かれないのだろう。
夫婦というのは一緒にいると価値観が合ってくるものなのだろう。合わなくても、和解できるのが夫婦なのかなと私なりに考える。
サイゼリヤや、デニーズにさくっと行けなくて付き合いたての時はイライラしたこともあったけど、安くても、そういうところにお金をどんどん使ってたらお金貯まらないよなってスンッと腑に落ちたし、大衆的なものと簡単にここではまとめてしまうけど、確かにそういうのっていくら食べても幸福感があまりないっていうか。
値段じゃないんだよね、安くても高くても、なんか小さな食堂で食べるものと違う感じがする。
それに私も気づいてしまってから、気になるお店は試して、おいしかったお店に夫をお連れするようにしてる。

それぞれのジャンルで御用達を作ってここに行けば幸福度も上がるし、めちゃくちゃ美味しいみたいな店を探すのがわたしの趣味でもある。
焼肉と、ハンバーグはそういう店をもう見つけてしまっている。

いつか、そのお店が日記に登場したときのためにそういった類の店を指す名称をつけておきたいくらいだ。

スペシャルお好み焼き ¥2180

尾道ラーメン ¥980

夫はわたしのおすすめ広島ラーメン。
あまり美味しいとは言わない。いっても抑揚のない美味しいだが、完飲していたので美味しかったのだろう。
わたしも、前回、尾道ラーメン目的でつれてきてもらったが、その時はメニューにバツが書いてあり頼めなくて、初めての尾道ラーメン。
広島ラーメンとは違うけど、これもまたおいしくてお行儀悪く少し足の浮く椅子で、足をバタバタと時折揺らしながら肩を窄めさせて食べた。
満足度が高かったから、急な予定変更も当初の予定の上位互換のような気がして、幸せだった。

それから仏壇の花を買いに行った。
月に一回。
最後の土曜日頃が目安だ。
子供の頃から入学式も卒業式も、ここの花屋だ。
うちは母もわたしもそれぞれのジャンルの御用達があるのよ。

母から私達のことは伝えてあるし、私達が求める花の好みを知っているので。赤ちゃんの仏前なので菊とかではなく、可愛くしたい、長持ちさせたいなんて長く言わなくても伝わってくれる。
オーダーは【仏前に対でおきます。かわいくお願いします】

ほらかわいい。

父【夫】は百箇日法要もしたいといったり、毎日般若心経を唱えたり、仏事で愛情を注いでいる。
それに対して母は花だけは絶やさないって決めてる。冬は1か月に一回対で花束を買って、それ以外にも花瓶で3つ、道の駅やお店で見つけた変わったお花を見つけて買ってくる。買ってきたらこまめに水を交換して、悪くなってきた枝や茎、葉を丁寧に取り払って長く長く、大事に大事に愛でる。
花は母のプライド。

やっぱり愛くるしいあなたは花に囲まれてないとね。

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