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Netflix『極悪女王』

昭和生まれの人は、ほとんどプロレスを観て育ってんじゃないかなぁ。

今みたいに色んな娯楽なかったし、しょっちゅうテレビで流れてたからね。

ちなみにワタシは新日派で長州力推しだったが、後に出現した闘魂三銃士(武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也)も超好きだった。

何度かG1クライマックスで彼らの勇姿を拝めたのは良い思い出。

女子プロもよく観てたなぁ。
一番熱中してたのは獄門党(ブル中野、アジャコング他)が活躍していた90年代初頭。

推しはキューティー鈴木だった。

(※キューティーは全女ではなくジャパン女子。プロレスに興味のない人は、なんのこっちゃ?って感じだと思いますが)。

前置きが長くなりましたな。

Netflixで配信されている『極悪女王』の話。

結論から言うと、自分はとても楽しく鑑賞したっすねぇ。なんだかんだで毎話泣いてしまったし(単純かッ)。

が、プロレスに詳しい人ほど、「面白いけど、なんかモヤモヤする...」って感想を抱いている模様。

それは所謂やらせ(作中では「ブック」と表現されてましたな)の扱い方によるところが少なくないんでしょう。

確かにアレは微妙だよなぁ。

本来は全く違う意味合いで使われてる言葉ですよね。

あと、「なんで場内で焼きそば作ってんねん!」とか、「ダンプの実家の壁、薄すぎやろ!」とか、「妹、いきなりグレすぎ!」他、気になる部分に対してツッコミ始めたら、それこそやめられない止まらない。

そこが鈴木おさむ氏のセンスなんすかねぇ。
良くも悪くも。

ただ個人的には、「コレはあくまで事実を基にしたフィクションなんだし、全部まとめてそれが昭和っつー時代なんだよなぁ」と、海よりも広く深くザックリとした心で受け止めた次第。

でね、なんつっても、役者さんが素晴らしかったんだよな。

色んなネガティブなノイズを消し散らしてしまうエモーションが、満ちに満ちきってた。
特にリング上で戦うシーン。

特に、長与千種を演じた唐田えりかちゃんが良かったわぁ。

近年ほとんどテレビを見てないので後で知ったんすが、彼女、スキャンダルで大変だったのね。

どうでもいいじゃないか、そんなことはどうでも。

なんならそれ知って逆に好きになっちゃったっつーの。

えりかちゃん、世の中にはそういう男もいるんで安心してください(できるか)。


そういやアジャコングの本名は、宍戸江利花。

だからなんなんて話。

#極悪女王

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