映画『テリファー 聖夜の悪夢』
超キモい謎のピエロ(アート・ザ・クラウン)が繰り広げる愉快で容赦ない殺戮ショーを堪能できるシリーズ第三弾(前日譚含めたら四弾)。
ややネタバレあり。
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グロいのを承知でそれをわざわざ観に行ってるんだが、そんな好き者の心が折れそうになるレベルでグロい。グロ過ぎる。
今や全米を飛び出して全世界が吐いたのも頷けますな。
自分の過去のレビューには、「ストーリーはあってないようなモン」とか書いてあったけど、この度過去作も観返してみたところ、意外に全部きっちり筋が通ってる事に気付いた。
いや、残虐シーンの印象が強烈過ぎて、初見時は内容が頭に入ってこないのよね。マジで。
そしてアートさんの必殺仕事人っぷりだけど、今回はネズミを使用したあるシーンが観ててしんどかったなぁ。
が、パート1で彼が披露した「ギャルの逆さ吊り斬り」を超えるインパクトは無かったかも。
とか言いながら、どのシーンも一般的なスラッシャー映画のそれより遥かにエグいんだが。
で、ストーリーに関しても、アートさんがエルム街の悪夢的スキルを発揮してオカルト味が倍増したパート2が一番好きかもしれない。
夢の中のクラウンカフェで、歌のお姉さんが炎に包まれながら笑顔で弾き語りし続けるシーンがまた最高なのよね。
マシンガンぶっ放しのプレゼントも相当ヤバいが(子供にも容赦のないアートさん)。
と、あーだこーだ言うとりますが、なんだかんだ毎回面白くて大好きなシリーズであります。
しかも今作は『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を抑えて全米No.1になったとか。
とは言え観て後悔した人も多そうではある。
ちなみにワタシが観た回では、上映前にテンション高めのおしゃべりに興じていた2人のマダムが、エンドロールが始まるや否や逃げるように退場して行ったのが印象的だった。
まあこれで益々予算も増える事だろうし、次作にも大いに期待ですなぁ(というかあの終わり方だからね、絶対まだ終わらんよな)。
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