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高貴な方の「教えてください」のレベルが違った。

誰でも役に立つ事はある


私なんて・・・
誰の役にも立たないし・・・

なんて 思っている人

朗報です!



20代の頃、親戚の葬式に出席することになった。

京都のエリート家庭

私が苦手としている親戚だ。



小学4年の夏休み、
親は、兄と私2人でこの親戚の家に3.4日
預けられたことがある。

私は、遠くの親戚の家に旅行だ!

やったね!バケーションだぜ!

と思っていだが、
今考えると親の思いが分かる


うちは自営業、小さい弟もおり 
夏休みともなれば、
目まぐるしい毎日が送られてたに違いない。

父と母は少しでも手間を減らしたかったんだろう。


当時は、そんなことも知らず
飛行機に乗れる!しかも京都!と
単純に胸を躍らせ出発したことを覚えている。



この一家、一人息子で
おじさんは、ええとこの会社で上の人 
、、、多分金持ち
何か細かい人で、私を「あなたね、、、」
って呼ぶ
そして、いつも姿勢がいい。


あとは、私の好きなおばちゃん 
料理上手な専業主婦 私の母の姉だ。


さあ、羽を広げよ 京都旅行!


の つもりが、

現実は違った


楽しみにしてたのに・・・・


待っていたのは プリント教材の山

・・・・おばちゃん!何やってくれてんの?


うそだろぉぉぉ・・・・・。


頭の良い、親戚の子と兄は課題を素早くこなし遊びに行く
その後ろ姿を 羨ましく見送る
私の横には、善意のつもりだろう

ずっと横に居てくれる

・・・・・おばちゃん


忙しいウチでは、あり得なかった光景、
毎日 耐えた、、、


この想い出しかない

翌年から、
私達兄弟が京都に泊まりに行くことが無くなったのは言うまでもない。


今回は、このおばちゃんの葬式

私は23才になっていた。


まずは、
おばちゃんの家に行った。

各地から初対面の親戚もチラホラ


母は、お茶出し係を請け負っていた。

なので、私と兄はお手伝い。
「近くのコンビニに行って、皆が軽く食べれる物買って来て」
とさっそく頼まれた。


買ったのは

おにぎり2.30個と、サンドイッチ

これが無難かな、、、

皆食べ慣れているもんね。
と兄弟会議の末そうなった。


買って帰ると、皆さんに「良かったらどうぞ」と声を掛けてまわった。



しばらくし、気品漂う叔父様が私に声を掛けて来た。


はて?


この紳士的な叔父様が私に何か用ですと?

私に何を、お聞きになるおつもりで?

わたくし 
上品な言葉でお答えできますでしょうか?


のレベルで緊張が走る


「すいません、今 よろしいですか?」

はい、(ドキドキ、ドキドキ)

「あのですね、このおにぎり どうやって開けたらいいんですか?初めてでして、、、」

・・・・・

・・・

ん?


「開けたら・い・い・ん・で・す・か?」


手には、おにぎり 未開封


えーーーーーーーっ!!


コンビニのおにぎり食べた事ないのーー!


動揺を隠し、説明をする。

「まず、裏面を見ますと、①から順番に数字が書いてあります」

叔父様は、ぎこちなく、それでいて丁寧に作業を進める
②から③に差し掛かった時、

プチ事件発生!
海苔が少し破れた!

焦る叔父様

慣れてる私

よくある事です。

なだめる私、、、、


こうして叔父様は無事、おにぎりを口にする事が出来た。



こんな私でも、役に立つことあるんだ。(笑)


ここまで読んで下さりありがとうごさいました。


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