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大工の仕事

大工さんは、色んな種類の大工さんがいますが、みんな目的は一つですね。

しっかりした、家(建物)を造る事。

ただ、その大きさだったり、やり方などが違うだけ。

みんな同じ大工さんです。

構造

木を使う大工さんはみんな形は同じ。
社寺建築も、材料は大きいが、柱を立てて梁を乗せて屋根をかける。

小さい一般住宅も、柱を立てて梁を乗せて屋根をかける。

地震対策、台風対策も、その場所の気候などに合わせて変える事も、同じ事。

造作

造作も、木を加工して付ける事はどの大工も同じ仕事をしている。

  社寺建築


社寺建築の造作材は大きいけど、継手や胴突き面の綺麗に付けたい気持ちは一緒

室内には鴨居や敷居だってある。
その他にも、装飾、彫刻、様々な化粧加工技術が集結している。

社寺建築では、使う鑿鉋は大から小まで、様々な形の道具が必要でしょう。

神社の柱元の補修

  注文住宅

注文住宅には、意外にも化粧の材料をつける仕事は多い。しっかり、材料を加工して取り付ける仕事はあります。
化粧柱だって、平に見えて平とは限らない。
木のねじれなどで、曲がっている事はよくあります。
その面に材料を付ける仕事も技術が必要です。

中には既製品の建具を使う仕事が増えてはいますけど、まだまだ大工の作る枠、建具屋さんが作る建具はある。

化粧柱と鴨居

  数寄屋建築

数寄屋大工になると、化粧材に丸太系が出てくる。
丸太の仕事だって、住宅の鴨居を付ける仕事と基本は変わらない

胴突き面を付ける仕事は一緒。

ただ、丸太は同じ面は一つとないので、その場所の曲がりの墨は、正確に光つけをしなければ、いい仕事はできない。

丸太の柱と鴨居

  茶室

茶室となると、数寄屋以上に自然木の組み立てや、丸太同士を付ける仕事が増える
その分、細かい鑿(丸鑿)、光つけの道具(口引き)などが必要となります。

それでも、墨をして、削って、あてがって、墨をして、削ってと、何回か繰り返して丸太面を突き付ける。
その回数が、少ない程技術が優れている証拠になるでしょう。

丸太と丸太と竹

大工仕事

鑿鉋鋸、電動工具も全ての道具が使えて、どの場所で使うべきか判断ができる人は、どんな大工仕事も出来ると考えています。

畑違いの場所でも、はじめはスピードは遅いかもしれませんが、そんな人達なら、何日がすればすぐ覚え、仕事ができるはずです。

他の仕事は難しそうだからやらない、今の場所でいいや、とか考えないで、チャンスがあれば、色々な仕事にチャレンジする事は、必ず自分の為になると思ってます


全て、自分の考えで書いています。

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