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国際バカロレア教育とは?『世界で生きるチカラ』から学ぶ

縁あって、このブログにたどり着いてくださりありがとうございます💓


娘の将来、どんな教育を受けさせたら良いのか?

それを調べていくうちに
『国際バカロレア教育』という言葉に出会いました。

みなさん、『国際バカロレア教育』ってご存知でしたか?

最近は知っている方も多くなっているとか。


今回、参考にさせていただいた本はこちらです。

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本書のサマリー

著者は国際バカロレア機構 アジア太平洋地区理事、東京インターナショナルスクール代表である坪谷ニュウエル郁子さん。

この本はグローバル化がますます進む現代において、「子どもたちがどのように生きていくべきか」を、教育という視点から深く掘り下げています。

国際バカロレア(IB)の3つのプログラム(PYP、MYP、DP)について、具体例を交えながら分かりやすく解説していて各プログラムの特徴や、実際の学校での実践例が紹介されていてIBの理念を具体的に理解できます。

そもそも国際バカロレア教育って何?

スイスで設立された非営利団体で3〜19歳までの総合的な教育プログラム。元々は外交官や国際機関職員、駐在員などの帰国子女向けに、いろんな国で学んだ子が円滑に大学進学できるよう世界共通の入学できる資格証明書を与えることを目指し、世界統一試験を作ろうとしたのが始まりと言われています。

元々は英語、スペイン語、フランス語で提供していた教育を日本語でも受けれるようになってきており、日本の国公立校にも広がっているようです。日本の教育課程と国際的な教育プログラムを融合させた教育を国公立校にも広がっています。


本書のポイント

知識や情報はネット等からいくらでも得ることができる。大事なのはそれらの知識や情報を選択し、1人でも価値観の異なる人々と協力し合いながら問題を解決していくために必要なスキルを身につけること

世界で生きるチカラ
  • 時代の変化に対応した教育:現代の教育は、単なる知識の詰め込みではなく、批判的思考や問題解決能力を育むことが求められている。坪谷氏は、IBがこのニーズに応える教育プログラムであることを強調している。

  • 多様性の尊重: IBは言語はもちろんのこと、多文化理解や異なる価値観を尊重する教育を重視している。著者は、これが子どもたちの社会性や協調性を育む上で重要であると述べている。

  • 実践的な学び: 本書では、探求型学習やプロジェクトベースの学びが子どもたちの主体性を引き出す方法として効果的であることが示されている。

ゆるり感想

この本が出版されたのが2014年。

筆者は
世界規模の流動化が進む今、世界で生きる力が必要だ」と述べていた。

今は2025年。

11年経ち、筆者が述べている通りに世界規模の流動化が進んでいるのは
目に見えて感じています。

私自身、5年ぶりに日本に帰ってきて
格段に外国人の数が増えていることに本当に驚きました😵

確かにこれからの子どもたちは場所や人種なんか関係ない環境で働いているのが当たり前の世の中になるんだろうな😎

日本の義務教育の方針も21世紀スキルを組み込んだ方針を打ち出しているし、IBを採用している学校は2023年12月31日時点で229校の認定校があり、そのうち80校が一条校。今後も増えていく予想の様子。

教育も徐々に変わってきているのかな😌

そんな魅力的な国際バカロレア教育ですがデメリットもあるかと思いあえてまとめてみました。

国際バカロレア教育(IB)のデメリット


  • コストがかかる

国公立ではまだ採用されているところが少なく、現在はで私立もしくはインターナショナルスクールが主となりコストがかかることがとても残念に感じました。

  • 基礎学力に対する学習量の少なさ

小学校生にあたるPYPでは漢字や算数など繰り返し必要とされる学習の不足が挙げられるようです。

IB教育から言わせると、繰り返し学習するようなことは学校でなくてもできる。学校ではディスカッションや仲間とプロジェクトを進めると言う時間にフォーカスするため。

したがって繰り返しの学習に関しては学校外(家庭学習等)をしないといけないと言うことです。

確かに基礎となる足し算、引き算、掛け算、割り算は基礎となる部分だから子どもにしっかり身に付けさせたいですよね。

家庭ではなく公文や塾などにお任せした場合はさらにコストが発生します。。。

基礎学力に関しては最近ではITを利用したアクティブラーニングなどを取り入れてりしているところもある様子。

ここについては引き続き状況を見ていきたいと思います。

まとめ

『世界で生きるチカラ』は、これからの時代に必要となる教育について、多角的な視点から深く考察した一冊でした。
親は子どもがどのような環境で成長し、どのような力を身につけてほしいのかを明確にし、そのビジョンに合った学校を選ぶことが良いのかなと思いました。



noteについて勉強中なのでスキ・コメント・その他失礼がありましたらごめんなさいデス🙏


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ゆるり@読書好き
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