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飲食店の店長のお仕事

「飲食店の店長ってどんな仕事をしているのか」


みなさまこんにちわ!こばやしです。

本日のテーマは
「飲食店の店長のお仕事」について。

突然ですが、こんな会話の経験はおありではないですか?

「え~そんな仕事してるんですね、すごーい!」

「(内心)・・いや、ぜんぜんすごいことしてないけど、、。」


こばやしは社会人になってから多くの時間を外食チェーンの店長、マネジメントの職務に時間をついやしてきました。


どんな業種や職種のかたでも共通していることかもしれませんが、びっくりするほど他の業界のことを知らないってことないですか。


外回りの営業マン、システムエンジニアさん、美容師さん、カーディーラー、銀行マン、そして飲食店。

正直、どんな仕事をしてて、どんなことに悩んでたりとか、裏側って知らないことばっかりですよね。

そんな業界の誤解ともいえるような謎、すなわち実態とホンネを解説できればいいなとおもいました。

詳細を書くと長文になるのでざっくり。
まず・・

店長とはえらい立場の人なのか?


前提として外食チェーンの多くは、1店舗1社員が主流です。売上高がおおきいと2~5人ほど在籍している場合もありますが、どちらかというと少数派でしょう。月商200万~1,200万くらいまでの店舗は1人で運営できるようにできてます。


例外として店舗で食材からちゃんと料理しているチェーンは料理人として正社員が多くいたりもします。ロイヤルホストとか王将とか。

ですが人件費がかさむのでやっぱり社員は少なくしているチェーンがほとんどと言っていいでしょう。


では、1店舗1社員ということは、1店舗1店長ということです。
店舗に一人しかいない社員が会社的にえらい立場なわけない。
むしろ一番下のスタート役職といってもいい。


もちろんその下に新人社員がついてたりしますが、その二番手社員は早く店長にならないといけないので、そんなに長くそのお店にはいません。

つまり、店長ではあるけれど、実際はただの平社員と同義です。
「えー店長なんだー、すごーい」というのはただのイメージです。

➤業務内容


※大手外食チェーンの場合

  1. 営業の責任者 

  2. 売上予算達成 売上向上策の立案、実行

  3. 数値管理 予算を元に原価、人件費、ほか経費の管理、利益責任

  4. アルバイトの採用、教育

  5. 店舗の営繕管理、厨房機器、水回り、空調、植栽や店舗に関わる備品等。


➤待遇


※大手外食チェーンの場合

  1. 就業場所 全国チェーンの場合は全国転勤有り

  2. 給与  18万~28万くらい。+手当、役職給

  3. 休日  年間100日前後 +有給休暇

  4. 社会保険完備 


➤やりがい


社員が職場に一人なので、上司にうるさく言われるストレスなどは少ない。
自分で考えて自分の目指す店作りができるので、そういう環境が好きな人は力を発揮しやすい。
アルバイトを一から採用して教育できるので、人の成長を実感しやすく、喜びになる。

➤悩み


社員が一人なので全部自分で考えて判断しないといけない。
上司に相談はするが、現場で判断して対応することがほとんどなので結局自分で解決する必要がある。

自分が休みでもアルバイトだけで営業しているので、こまった事があると休みでもスマホに容赦なく電話がくる。
シフトが埋まらない、人が足りない=休めない。

シフトの人数が足りてない営業は地獄。飲食店で働いていて一番キツイと感じる瞬間。お客様にもスタッフにも謝りながら自分が一番動き回ってなんとかてカバー。心身ともに削られる。
公休日が減って、残業時間が青天井のようにふえる。

まとめ

むかしから飲食業界はブラック企業の代表格のひとつですが、そのひとの能力、適正におおきく左右される。特にアルバイトスタッフと上手くコミュニケーション取れないタイプのひとは絶対向いてない。逆にそれさえできれば、そこそこうまくやれるので、休みはいつでも取れる、労働時間も調整自由できる、作りたい店作り、職場環境の実現は可能。

会社側からのサポート体制にもよるし、外的環境(アルバイト採用しやすい土地かどうか)も重要なので、良い職場か悪い職場かは、業界全体というよりも、会社それぞれの事情の方が要因としておおきいかな。

今回は「飲食店の店長の仕事」をテーマに書きました。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。

ではまた!!

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