
村田製作所
そう、ノーベル化学賞で有名な、あの京都の会社です。
この会社の推しは、会社に在籍しながら博士号の取得を促すため、新人の間に大学に派遣されることにあります。
昨今の博士課程進学者の減少は著しいものがあります。
その原因
①学費
昨今は理系学部への給付型奨学金も出てきていますが、所得制限など、条件から漏れる人も多数です。博士号までいくと学部生から合わせて10年近く学費を支払わなければなりません。
②年齢
昨今は浪人が15年前の半分となり、予備校すら倒産してきていますが、大学を現役で受かったとしても卒業は28前後になります。
なので、修士課程で卒業するのがほとんどであります。
しかし、高度な研究結果を世界にと考えた場合、博士課程がないと読んでもくれないのが事実です。
③28前後は、人生のライブイベントと重なり、そこまでに資金を貯められない。将来の年金額にもかかわる。
④博士課程に寛容な会社が少ない
ここが一番の肝だと思います。企業研究のセクションがどんどん集約されてきて、フィールドが小さい上に、博士課程の方は使い難いなどとこれまで言われてきましたが、これは、仕事の着任時に上司の方が将来的な話をしているかどうかで、変わると思います。
【まとめ】
博士課程の方は自分で課題を見つけ、解決方を見出せる素地を充分に持っています。
村田製作所さんのように福利厚生で博士課程進学を認める、博士課程中にも給与がある状態が、技術の日本を取り戻す鍵🔑となると、願ってやみません。