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私がレッスン準備に参考にしているもの(文法編)

こんにちは。オンラインプラットフォームで初心者向けに日本語を教えているさつきです。
今回は、私が普段「げんき」を使ってレッスンの準備をする際に、参考にしている文法のテキストをさらっとご紹介したいと思います。

「げんき」には英語で文法説明が書いてありますが、それはあくまでも「学習者さん向け」の説明です。教師側として分かりやすく教えるためには、
まず文型の分析や整理をしておくことがとても大切です。(これをしておかないと余計なことを教えて、学習者が混乱したり、後で後悔することになります。。。)

私は困った時に頼るお気に入りの文法テキストは主にこの3冊です。

①「場面とコミュニケーションでわかる 日本語文法ハンドブック」
(ひつじ書房)

この本が気に入っているのは
①文法書にありがちな「堅苦しさがない」
②「文法の知識面」だけではなく、「実際のレッスンでの使い方の例」が
詳しく載っているところです。
「場面の提示」→「機械的なアウトプット」→「自然な場面でのアウトプットの例」など具体的な例を教えてくれています(ありがたい!)
それからから「学習者の間違えあるある」も参考になります。
日本語教師の「ここが知りたかった!」に確実に応えてくれるお気に入りの文法書です。


画像はAmazonさんよりお借りしました

②「日本語の教え方ABC」(改訂版)(アルク)
初版がなんと1998年という歴史のある本ですが、今でも現役で使えます。
私は旧版を持っています。
文法事項の整理だけではなく、こちらも文型の「導入例」や「活動例」が載っており、とても参考になります。
ただ、直接法での教え方になっているので、「げんき」で教える場合はアレンジが必要ですが、それでも十分頼りになる本です。

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③「短期集中 初級日本語文法総まとめポイント20」(スリーエーネットワーク)

こちらは学習者向けの文法書ですが、教師としてもとても役立ちます。
まず、文法事項がすっきりとまとまっていて、とてもわかりやすいこと。
文型の全体像をつかむのに向いていると思います。
また、少しだけですが、英語、中国語、韓国語の説明が載っているのも地味に役立ちます。
練習問題も多くあるので、例文作りの参考になるかもしれません。
こちらも持っていて損はない一冊です。


いかがでしたか?今回はおすすめの文法テキストをご紹介しました。
よろしければご参考になさってください。

次回は私がレッスンで取り入れているサブテキストについてご紹介する予定です。
それでは、また。

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