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漫画「夜廻り猫」

今朝早く、今年最後のゴミ出しを終え、ほっと一息、コーヒーを飲みながらこのブログを書いています。

上記タイトルの漫画は、数年前自宅でまだ新聞をとっていた頃、地元新聞の福島民友に紹介されていたので知りました。
(新聞代が高くなったのと、マスコミは嘘ばっかりついていることに気づき、新聞購読は4年前に辞めました。)
何やら手塚治虫文学賞(短編)?!を受賞されたことで、新聞に載っていたようです。

この漫画の作者は、福島県石川町出身の深谷かほるさん。
私とほぼ同世代の方だと思われます。
懐かしい昭和時代の景色や建物、生活用品などが漫画の中にも出てくるので、懐かしさも感じます。

図柄も可愛いし、漫画らしくユーモアもあり、それでいて、現代の世相を反映した社会問題なども「やんわり」と表現しています。

私は猫や犬などペットは飼っていません。(毛アレルギーがあるためと さほど動物はあまり好きではありません。)

猫ちゃんなどのペットを飼ってる人は「猫あるある」を感じて楽しんでいる人も多いようです。
作者の深谷先生もまりちゃんと言う黒い猫ちゃんを飼っていたようですが、数年前に亡くなったそうです。

深谷先生の故郷の福島県石川町。
私が住む郡山市とは、車で一般道を通れば1時間か1時間半位の距離でしょうかね?
深谷先生は郡山市内の名門安積女子高校(現在は安積黎明高校)に通っていたそうです。(おそらく電車通学で水郡線を使っていたのでしょう)

私は、石川町に行った事はなく、茨城県の袋田の滝に観光に行く途中に石川町近辺を車で通っただけしかありません。

漫画に出てくる猫啼と言う地名や、和泉式部伝説にあやかったお宿もあります。

学法石川高校は陸上が強いですね。

正直言って石川町と言うところは福島県内の猪苗代湖や裏磐梯等の有数の観光地に比べれば、さほど目立った観光地と言うわけではありません。

ただ、この漫画は、ネット上でもかなり人気があるので、漫画の「聖地探訪」といった感じで、遠くから福島県石川町に訪れるファンの人もいるようです。

福島県石川町は明治時代、自由民権運動の発祥地と聞きました。

それと関係あるわけではありませんが、
最近ちょくちょく、深谷先生の漫画には、現代の政治や社会のヤバさに対して批判的なものを表現されています。

深谷先生も
やはり、今の政治や世の中はおかしいと思い、それを漫画に表現されているのでしょう。

漫画の主人公「遠藤平蔵さん」あの日本社会を壊した
グローバルニスト竹中平蔵さんと同じ名前ですが、
同じ平蔵ですが、夜回り猫の遠藤平蔵さんは、
社会的に追い込まれた人や弱い人、泣いている人をそっと見守る顔は怖いけど、優しい猫です。
遠藤平蔵さんが夜回りをしている最中に「どうしてこんな世の中になっちゃったんだろう?」と嘆いている場面もありました。

日本社会をグローバル化し、日本人を貧困化させた竹中平蔵さんに対する静かな「批判」を感じます。

私は遠藤平蔵さんは深谷先生自身なのではないか?と思って見ています。

これからも、深谷先生らしく、漫画の中に社会批判を取り入れて、この漫画を読んでいる人たちにも政治や世の中に関心を持つような表現の漫画を描いていって欲しいと思います。





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