見出し画像

シューマンのホルン 「JagdLieder ハインリヒ・ラウベの詩による狩の歌 」op.137 男声合唱と4本のホルン(1849年)

某有名私立大学の有名グリークラブの定期演奏会の仕事で演奏した。東京と大阪で都合4回の本番があったかな。

男声合唱とホルン4本。なんて胸踊る音響だろうか。実に楽しい仕事だった。

初代の大阪フェスティバルホール、今はない新宿厚生年金会館、かつての郵便貯金会館で演奏したと思う。大阪は特に音響のいいホールでホルンがよく響いた。

偶然だが、その大学のグリークラブに俺の小学生からの友達がいた。仕事に行って声をかけられて初めて気がついた。小中高と同級生でずっと同じ卒業写真に収まっていたのだが、大学生の時も同じアルバムにおさまることとなった。

指揮をされた当時高齢の合唱界の重鎮、著名な方だったが、とても謙虚な方で、生意気な俺たち若造ホルンチームに気遣ってくださり、シューマンのホルンの超高音域使用のことを合唱のメンバーに丁寧な言葉で話してくださった。

やばい音域があったのだ。

あの謙遜な大指揮者に出会えたことも懐かしい思い出だ。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?