サマー・オブ・ソウル(あるいは革命がテレビ放映されなかった時)
今日急遽シネマジャック&ベティに行ってみて参りました。
背骨骨折後の初めてのジャック&ベティ
今日は横浜市営地下鉄に乗って阪東橋から歩いていきました。
地下鉄に乗るまでの道すがら白い杖をついた方二人みかけ、
だいたい、二度あることは三度あるという事が多いので、どこかでまた白い杖の人と出会うのかしら?と思いながら映画館に向かいチケットを買い、そして一番前の席でワクワクと上映を待ちました。
そして一番最初に映画の中のステージに現れたミュージシャンを見て、あ、この人が3人目の人!って思ったりしました。
スティービー・ワンダーがスクリーンの中で歌っていました。
1969年アメリカ、ニューヨークのハーレムの公園で行われたミュージックフェスティバル。
その模様を撮影し、それに最近の人々のコメントを挟み込んで上質なドキュメンタリー作品としてよみがえらせてくれた作品です。
ちょうど時間が空いていて観に行けるからという理由で観に行った作品ですが、本当に観てよかった!観なきゃ損!
特に私と同世代の音楽ファンには必ず観てもらいたい作品です。
音楽ファンではなくても、この時代を知っている人なら、必ずやハートにビンビン響く映画だと思います。
ここだけの話、前半ずっと泣いてました。
すごくて、泣けた。
9歳の頃の私を思い出してもいて。
小学校低学年の頃にアンクルトムの小屋を読んで黒人差別の事を知り、その後キング牧師やらマルコムエックスやらの伝記を読んだりしておりました。
私自身が決して裕福じゃない家に育ち、祖母が廃品回収の仕事をしていたことから、くずやの娘といわれたり(娘じゃなくて孫なのに・・笑)差別される側にいたこともあったので、差別という言葉に敏感です。
1969年、この時代の空気、キング牧師もケネディも暗殺された時代
ベトナム戦争が始まる時代
でも、だからこそ、音楽で連帯しようという呼びかけ。
当時読んだ本のことなど思い出したりしながら涙がこぼれてきてしまいました。
音楽の力ってすごい!
とにかく説明するよりも、まず観て欲しい。
観て感じる事、それが一番大事だと思うのです。
だから、まだ当分横浜若葉町のシネマジャック&ベティで上映しているので、ぜひぜひ、観に行くことをお勧めします!
これは映画館の大画面で観て欲しい作品です!
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