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「時代はサーカスの象にのって」

こちらに文章を書くことをだいぶサボっておりました。
てへ。
アメブロには短い文を載せていたのですけれど、こちらに記事を載せたのが4月で終わっておりました。

アメブロさんはどうしても短く簡単にっていう感じです。
今日は、お芝居観て、その感動が薄れる前にこちらに記しておこうと思いました。

最近ね、芝居や映画を観て感動して、余韻に浸って、そのまま寝る!っていうのが主流になってたのですよ。

今日は寝ないで頑張って書いてみる(笑)

今日見たお芝居は寺山修司の「時代はサーカスの象に乗って」です。
劇団☆A・P・B-Tokyoの公演でした。
こちらの劇団のお芝居は初めて見させていただきました。
本当は、去年の12月にこの劇団の「地球空洞説」を観る予定だったんですけどね。チケットまで買ってたのですが、11月に背骨を圧迫骨折してしまって、まだいける状況じゃなかったんですよね。場所も池袋でしたしね。
今回は池袋より近い新宿でした。(そんなに変わらないか?でも、なんかね、池袋って横浜の人間からすると遠く感じるんですよ)

前回もMaico Tsubakiさんが出演するというので、観に行こう!って決めた訳なんですが、そもそも、若い頃寺山修司好きだったんです私。

でもリアルタイムに演劇を観たのは「レミング」だけですけどね。
当時まだ高校生だった私。
おこづかいためて、演劇やら映画やらコンサートに行くわけですけど、そんなにたくさんは見る事できませんでしたよね。
まあ、今もまだまだ見たりない!って思うんだけど、それでも、高校や専門学校の頃よりはたくさん見る事ができるようになりました。
特に映画はシニア料金でお得なので、時間の都合さえつけば沢山観ることはできそうです。

今回観客席を見て、寺山作品を寺山修司さんが生きてらっしゃるときに観ていたかもね~って言う人は少しだったと思われます。
私の隣で観ていた、ブイヤベースちゃん(ドラァッグクィーン)は1970年は生まれて無かったって言ってました。
「時代はサーカスの象に乗って」まだアメリカがベトナムで戦争をしてる時のお話。だから1970年代。
セリフの端々に70年代を感じました。
ただ、大リーグを観に行くというのがちょっと違ってたのかな?
元の脚本を読んでみたくて、探したのだけど、見つかりませんでした。

寺山修司さんと天井桟敷の芝居は「レミング」だけしか観ていませんが、その後、他の劇団の寺山作品を観る機会はあって、「星の王子様」「毛皮のマリー」を観ています。
そして、中学高校生の頃に沢山読んだのも寺山修司!
書を捨てよ街にでよう!
そう煽られてか、ただ単に遊びたい盛りだったからか、このころから、映画や演劇を鑑賞するために都内にも出かけるようになったように思います。
遊ぶと言っても私の遊びは映画、演劇、そして美術館。
それにプラス大人ぶって喫茶店でコーヒーを飲む事ぐらいだったでしょうか。

さて、今回初めてみた劇団☆A・P・B-Tokyo
私のイメージする寺山ワールドが再現されているように感じて、始まる前からワクワクさせてくれました。
青森にある寺山修司記念館を思い出しました。

三沢市寺山修司記念館が正式名称なのですね。

以前こちらに行った時に、ずーっとここに滞在したい!
住みたい!と思ったものです。

今回の「時代はサーカスの象に乗って」も若い方には新しく感じるのかもしれないですけれど、私にはノスタルジーを感じさせる演出でありました。
古いっていうんじゃないですよ、懐かしいんです。
1960年生まれの私にとって、1970年が懐かしい時代でもあるわけですしね。特に始まりが、寺山修司記念館なんですよ~

私が、およそ20年前に知り合ったダンサーのMaicoTsubaki嬢が今回の公演にも出演してらっしゃいます。
ジーンハーローがぴったりとはまってらっしゃいました。

フィナーレで皆さん足をそろえての直立だったのですが、Maico嬢だけ、しっかりモデルさんのような美しい立ち姿でいらっしゃいました。
ご自分の姿勢を崩さない潔さを感じた次第です。

役によって自分を変化させる役者さんも多いのですが、そのままで存在感があるというのも女優としては素晴らしい事です。
Maicoさんは、常にMaicoさんとして美しい!という事を強く印象付けられた芝居でもありました。
彼女のファンは絶対に観るべきですよ。

劇場についての追記
新宿村LIVEという劇場、初めて行きました。
とてもとても、長い階段を下って近いに向かいます。
今回私杖を持って行ったので大丈夫でしたがご高齢者はつらいかもしれません。
母とはここには観劇には来れないなと思った次第です。
最近そういう事がとても気になるお年頃。
私は杖があれば、大丈夫!
劇場内に関しては、
左右にバルコニー上になっている場所があって、そこがまた演出的に上手に使われていました。
真ん中ぐらいの席だったんですけれど、あの演出だったら、一番後ろの方がより楽しめたかも知れません。
前の席はまた、それはそれで楽しいとは思いますけどね。
時間とお金があれば、もう一回観てもいいと思う作品でしたよ。

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