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『Killers of the Flower Moon』

2023-44

Killers of the Flower Moon

監督 マーチン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デニーロ、ジェシー・プレモンス、

レオナルド・ディカプリオ扮する主人公アーネストの口元が気になって仕方なかった。
物語の中で彼が困った状況になると彼の口元がへの字に曲がるんだけど、状況が酷くなるにつれて、への字のバランスがどんどん崩れて、奇妙な形のへの字になってきて、その顔がどんどん混乱して爆発しそうな主人公の精神状況を画面いっぱいに伝えてくる。それがわたしには圧倒的でした。

そして、いつものようにざっくりとした事前情報だけで映画を見始めて...
さすがスコセッシ監督、音楽が良くて、歴史背景を踏まえた使い方されてるかもと思ってたら、エンドロールでロビー・ロバートソンのクレジット...「そりゃそーだよなぁ」と大納得。
後から調べると、この映画音楽がロビー・ロバートソンの最後の作品だったそうですね。

ロビー・ロバートソンが自身のルーツを語る『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』というドキュメンタリーも面白かったな、と。

ちなみに、ワシントンからきた捜査官(ジェシー・プレモンス)が『Jエドガーフーバーの命令で捜査しにきた』というセリフに完全に釣られて思い出し。
映画館で『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』を、帰宅して同じディカプリオ主演の『J エドガー』見てしまいました。

映画とは関係ないけど、スティーヴ・ジョブズは映画館の大きな画面にAppleマークが映し出される未来を期待、想像していたのか、いなかったのか。
そんなことを考えたりもした。

2023/11/28

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