夜空に星のあるように

2022/01/08

『夜空に星のあるように』
監督　ケン・ローチ

今のケン・ローチ作品のモチーフになっているであろう、登場人物たち。

ケン・ローチが映画を作る、作品を作る、最初の衝動みたいなものを若いパワーで一気に詰めこんだような作品。
まさに、これがケン・ローチの最初の一歩か、と、実感した。

当時の街の人たち(多分　俳優ではなく本当に街の人々)の顔のアップがとても印象的でいい顔していて、主人公たちの物語よりも多くのことを物語っていたように思う。

ケン・ローチという人は、庶民を庶民として自分の映画に出そうとしている作家だと思っていたけれど、この『夜空に星のあるように』も中に出てくる、街の人々の顔のアップを見れば、ケン・ローチ自身が、庶民、労働者の人たちのことを本当に大事に思っているんだろうな、と感じることができる。

その眼差しは、この当時から今まで　変わっていないのだろうな、と。

音楽はドノヴァン

この歳になって映画と映像を中心に改めてUKカルチャーが超マイブームになってるんだが、音楽も改めて聴き直さないとなあ。