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少年、少女の笑顔には弱い

2023-11(‘23年2月1日)

エンドロールの続き

監督 パン・ナリン

監督も俳優も知らない映画を観るのを決める時は予告編ではなくて、タイトルやポスターのビジュアルで決める場合が多い。

今回はタイトルとポスターの少年の顔、、彼の眼で決めた。

うーむ。
騙されやすい私かも 笑

インドの田舎に住む少年が映画に魅せられ、映画を作ることを目指すという、この映画を作った監督の幼い頃のお話だそうで。。。

で、アナクロな映画かと思いきや、今をまじめに痛感させられる映画でした

インドの宗教
カースト、バラモン
輪廻転生
経済格差と教育格差
家族の形
食事
フィルムへの愛着

久しぶりにフィルムが回る、カラカラコロコロの音を聴いたように思う
懐かしいようなその音は、すーっとわたしの身体中の毛穴から入ってくる

産業の機械化
デジタル化

そういや映写技師には細かなコンピュータなどの作業はいらなかったよなあ、と。

一体誰のための進歩で、誰のための映画だったんだろう?

映画が生んだリサイクルというのは様々な形に。
まさにエンドロール続きのような

そういえば、主人公のお母さんが作るご飯が美味しそうすぎる!!と思ったら、パンフレットにはそのレシピが 笑
作ってでも食べたくなるくらいの美味しそうな映像だった。

物語の中には色んな問題が隠れてはいるけれど、大国インドから、とても素直な可愛いお便りが届いた感じの映画でした。

しかしインドは深すぎです。
様々な宗教に合わせて、様々な言語文化が細かくある。同じインド人でも言葉が通じないことも多いから英語ができる人同士は英語(ここはインド英語というべきか?)でコミニケーションする方がいい時もあると、知り合いのインド人が教えてくれた。
「カオス」やな。

そういえば今年入ってから
新作映画鑑賞で居眠りすることがない 笑
実は結構な確率で映画館で居眠りしてるんです私....。

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