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【WPRZTインタビュー】「もっとアナタのことを教えてくれ!!!」選手に向けてそう叫ぶWPRZTディレクターの本音を聞いてきた

eスポーツのことならなんでもお気軽に!「ウェルプレイド・ライゼスト」の広報ウェル子チャンです!(お手振り)

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5回に1回くらい有益な情報をつぶいやいているのでフォロー推奨ですぞ!!!

ツイッターのタイムラインを見ていたら”とある”ツイートが目につきまして。

もっと選手のことを広めたい
ゲームタイトルの魅力を知って欲しい
大会を盛り上げたい

全てがつまった熱いツイートをしている人がいるな…と思ったらなんとウェルプレイド・ライゼストのメンバー”ガラシさん”だった!!!

「APEXの競技者達もっと発信してくれ...」

このツイートに込められていたのは、「仕事上助かるからもっと自分から発信して欲しい」とかそういう浅いことではない。

きっと140文字では収まらない熱い気持ちがあるんだろうな、と思い早速本人に話を聞いてきました。
APEXだけでなく、どの競技シーンにも共通して言えることが満載だったので、ぜひ沢山の人に読んでいただきたいです!!!


ーー400以上のイイネを生んだツイートの真意とは…?

ウェル子(以下、ウェ):ガラシさん突然すみませぬ!今日はよろしくおねがいしまーーす!(笑顔)
まずeスポーツの仕事に関して気になってる方も多いと思うので、日々取り組んでいるお仕事内容について聞かせてもらっていいですか???

ガラシ:全然いいっすよ!なんでも聞いてください!
僕はウェルプレイド・ライゼストで大会やイベントのキャスティング、資料作り、出場チームへのお声がけなどをはじめとしたディレクター業務を行っています!
プライベートでは1児のパパをやってます!(笑顔が爽やか)

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⇧入社約4カ月!1児のパパで APEXもリリース当初からプレイするくらいファンのガラシさん!

ガラシ:タイトルとして最近はAPEXを扱うことが多いですね。APEXは自分も入社前から大好きなタイトルで年間720時間くらいやっていました。笑

ウェ:わ!趣味が仕事になった感じもある。笑

ガラシ:そうですね、やりがいはめちゃ感じますねー!
今までプレイしてきた経験を活かしてAPEXの大会ルール作りをしたら、APEX界で有名なインフルエンサーの方が「このルールいいじゃん!」って喜んでくれたりとか。

ウェ:自分の好きが仕事になって、誰かに褒められるって嬉しいですよね~!
そして早速今回ツイートしていた⇩だけど、これに関してもっと話聞きたいなと思って。400以上のイイネがされて、たくさん共感のコメントも来ていたので。

ガラシ:想像以上に拡散されてびっくりしました。笑
でもツイートした内容は実際に大会の運営に関わっていて強く思ったことなんですよ。

「大会に出場する選手”全員”の名前を、解説や実況をする出演者に叫んでもらいたい!!!」

って!!!笑


ーー”選手名の読み方”すらわからない状況がある

ガラシ出場する選手の魅力をもっと試合中に視聴者へ伝えることが、そのゲームコミュニティへの貢献にもなると思っていて。

例えば実況の方が「○○選手の今の動きは素晴らしかったですね!」と試合中に言った時に、それに共感した視聴者がそこで名前の出た選手をツイッターで検索して、そこからスムーズにフォロー出来たら最高じゃないですか。
その選手のプレイに魅せられてファンになるんですよ!

そこで僕たちは大会やイベント前に出場する選手のことを調べるんですけど、規模の大きなチームは調べると選手の情報がいっぱい出てるけど、まだ小さなチームだと選手名の読み方から調べないといけないこともある。

でも、ツイッターで使っている名前と大会の出場名が違ったりすると検索しても見つからなくて結構大変だったりするんですよ。。。
あとは自分のことについては特に何も情報がなかったりとか。

ウェ:それって選手にとってもめちゃ機会損失。。。

ガラシ選手やチームにファンがつかないと大会やイベント自体の視聴数が伸びない、という現実もあると感じていて。

野球で例えると「野球が好きだから見る!」という人もいるけど、
「阪神が好きだから見る!」
「巨人の◎◎選手を応援しているから見る!」
という方が観戦や応援にも熱が入りません???

ウェ:確かに…!応援対象がいることでより自分事化できる。

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⇧”応援するチームや選手”がいることが、その大会やイベント見る理由にもなる!

ガラシチームや選手を取り上げることが、ゲームコミュニティ自体を盛り上げることにもつながると思っているんです。

だけど選手やチームの情報が少ないと、上手く大会の中で取り上げることが出来ない。運営としてもコミュニティに貢献がしたくても出来なくて歯痒いですね…。

ガラシ:もちろんそれは選手個人だけじゃなくて、「チーム」についても言えることで!
チームとして目標は何なのか、どういうメンバーがいるのか、プレイングだけじゃなくて人間的な面ももっと見たいです。


ーープレイングが上手いのはわかったから、”アナタのこと”を教えて欲しい!

ウェ:ほう!具体的に選手たちのどんなことがもっと知りたい???

ガラシ:かなりざっくりですけど、「プレイングが上手いのはわかったから、”アナタのこと”を教えて欲しい!」というのに尽きますね。笑

ツイッターで「チームに新たなメンバーが加入しました!」って名前と写真だけあっても、有名な人じゃない限り「この人誰やねん!」ってなっちゃいますよね。

プラスで選手の人となりを知れる情報が欲しいです。
・何がきっかけでそのゲームにハマったのか
・何を目指しているのか
・次の大会での目標は何なのか

小さなことから大きなことまで知りたいです。

もっと言うとプレイベートなことでも、そこに親近感を持ってファンになる人もいると思うんです。

その情報を僕たちが事前に大会実況者へ共有することで、試合中にプレイング+αでその選手の魅力を発信してくれるんですよ。

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⇧めちゃ熱く語るガラシさん。APEXの大会シーンの運営を中心にめちゃ活躍している!


ーーeスポーツはまだ歴史が浅いからこそ〇〇が必要

ウェ:なるほど。知りたいのは”その人自身のこと”。ちなみにガラシさんがこういう風に”試合中に個人やチームの魅力を発信したい”と思ったきっかけって何ですか?

ガラシ:僕長いことダンスのイベントに関わっていたんですけど、その時にチームやダンスジャンルの歴史が長いとそこからストーリーが生まれるな、って思って。
「新しい世代に変わってチームワークがよくなった!」とか、「前の代の伝説の○○さんのダンスはやばい」とか。

歴史が長いと深みも増して本当に面白いんです。
「大会5連覇なるか!」「10年前から続く因縁の対決!」とか、演出の幅が広がるな、って。

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⇧ガラシさんが運営ディレクターとして関わったダンスイベント
数千人規模の大会を実現し、この時の経験が今も活きている!

でもeスポーツは他のスポーツと比べても歴史が浅いから、このストーリーがまだ生まれづらいんですよね。
積み重ねてきた歴史の長さで魅せることが難しいのであれば、個人やチームの魅力を発信することが大事だな、って。演出の幅も広がります。

だからこそ、チームの中でも「自分たちはここを目指そう!」「選手の出し方をこうしよう!」とか考えて実際に発信することが重要だと思います。


ーー”ゆるいキャラだけどめちゃくちゃゲームが上手い”という”あの”選手について

ウェ:ガラシさんから見ていて発信が出来ていた、すごいと思うチームや選手は???

ガラシプロゲーミングチームCrazy Racoon(クレイジーラクーン)ですね…!

ウェ:CRカップもすごい盛り上がりを見せるあのゲーミングチーム!

ガラシ:そうです!彼らは“ゲーマーをかっこよく魅せる”というテーマを掲げていて、動物のモチーフイラストを使って選手を見せたりとかすごい工夫をしているんですよ。

あと所属選手も皆さん自分のキャラを見せるのが上手い!

例えばCR(クレイジー・ラクーン)に所属のMondo選手は、配信とかで見せるゆる~っとした雰囲気が僕は好きなんですが、それがすごく親しみやすい印象を受けます。
その部分がファンに受け入れられていて、Mondo選手のキャラが確立しているんですよね。

この”キャラが確立する”って時間はかかるけど、ファンの人たちが「この選手はこういう人!」って言語化できると、自分の周りの人にもその選手の魅力を伝えやすくなりますよね。

同じく競技シーンにいながら、めちゃくちゃ配信をしているをしているSunSister所属のshomaru選手という方がいるんですけど、彼には配信とかでよく見せてくれるファンの間ではお馴染みの決めポーズがあるんです。
それが見れると、こちらも本当に楽しい気持ちになります!

野球ファンがそのチームカラーのものを身に着けたり、選手の登場曲を歌ったりするように、応援する側もテンション上がる仕組みづくりってすごい大切だと感じました。
自分らしさをポーズや決め台詞で見せて、ファンの間で定着させるって大事ですよね。

ウェ:WPRZT所属 けんつめし選手の「へいよー!」もまさしくそれだ!トッププレイヤーは自分を魅力的に見せるのも上手いんだなぁ。。。

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⇧ウェルプレイド・ライゼスト所属 けんつめし
彼の動画は「へいよー!」という挨拶とともに始まる!!!

ーー泥臭い、人間臭い部分ももっと出して欲しい

ウェ:ではそろそろお時間なので、最後に改めて言いたいことをどうぞっ!!!

ガラシ:言いたいことは結構話し尽くした感ある。笑

選手やチームに伝えたいのは、ゲームに関係ないことでも、何でもファンって知れると嬉しいってことです。

あとは泥臭い、人間臭い部分ももっと出して欲しい。
大会出場までに味わった苦労や努力、試合に出るまで積み上げてきた練習風景が見えるようなストーリーが僕は知りたいです。

人間なんですから、時にメンバー間で意見がぶつかったりしてもいいと思うし、その姿を見せることで心を打たれる人もきっといるんです。

僕が経験してきたダンスで言えば、本番のステージはもちろんだけど、ステージ袖での出場前や後の様子がやっぱりぐっと胸に響くんですよね。。

選手やマネージャー、監督とのLINEのやり取りを公開したりとかでもいいと思うんです!そこに描かれたリアル感がファンからするとわくわくにつながります!!!
あとは「◎◎選手から見る△△選手の魅力!」みたいな他己紹介インタビューも選手やチームの人となりを知るには良いかな、と思います。

僕たちももっと選手やチームを大会で魅力的に見せられるよう頑張るので、ぜひよろしくお願いします。

「もっとアナタのことを教えてくれ!!!
大会に出場する選手”全員”の名前を、解説や実況をする出演者に叫んでもらいたい!!!」

と僕は常に思っていますよ!!!笑

ウェ:今日は長々とインタビューに答えてくれてありがとうございました!
最後めっちゃ熱くていい!笑

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⇧最後にガラシさんからプライベートショットをいただきました!笑
お子さん可愛いいいいい!!!今度はパパゲーマーとしての話も聞かせてくださいね。

■インタビュー後記@ウェル子

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インタビューが終わった後、ウェル子の周りは真夏のような暑さであった…!笑
今年1月入社ということでコロナの影響もありガラシさんに会える機会がなく、ほぼ初対面の中でのインタビューだったのですが、その中でめちゃくちゃ熱く語ってくれました。そこにある思いは「選手を、大会を、コミュニティを盛り上げたい」という気持ち。

ウェル子自身もガラシさんのインタビューを通して、”自分がツイッターを通して何を発信したいのか”ということについて、少し立ち止まって考える良い機会をもらえました!
選手やチームがもっと気軽に自分たちのことを発信できるようなお手伝いもしたいな。昔に流行った自己紹介カード的なものを配布してみるとかも面白そう!

そんなアイデアが浮かんでくるくらい刺激を受けたインタビューでした。熱いガラシさんの思いがこのnoteを読んだ人に届いているといいな。

もっとたくさんのWPRZTメンバーをご紹介していくので、面白かったらぜひ記事の拡散などよろしくお願いします☺

ここまで読んでくれて本当にありがとうございましたーーーー!!!!これにて糸冬!!!

ウェル子@17歳とよもやま