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グローカルコラム250226|数値化の重要性

今週は、認定専門家(業務可視化・改善コンサルタント)
田中覚によるコラムをお届けします。
https://glocal-solutions.org/expert/expert-1745/

業務改善を数値化すると、
効率化できる部分を見つけやすくなるかもしれません。
「数値化の重要性」についてお伝えいたします。

是非ご一読ください。


こんにちは!
業務の可視化・改善コンサルタント
株式会社タナカサトル技術支援の田中覚です。

今日は「数値化の重要性」 についてお話しします。

私は元々製造業の出身ですが、
ここ数年は病院への支援を行っています。

先日、ある病院で次のような発言があり
ハッとすることがありました。

「正直、業務改善はやりたくないです。
 業務改善をやるとやることが増えて大変です。」

私は、
業務改善=やることを減らすこと
と、当然のように考えていましたが、

その職場では
業務改善=やることを増やすこと
具体的には、仕事の質を上げるため
チェックを増やすこと、呼びかけを増やすこと
などのように考えられていたようです。

確かに、質の改善も「業務改善」として捉えられるかもしれません。

私がその病院で進めているのは
「やることを減らすこと」なので、
「業務改善」という言葉を使わずに
「生産性向上」という言葉を使うようにしました。

すると今度は次のような反対が出ました。

「人相手の仕事なので数値化できません。
 やりたくありません。」と

同じような反応はさまざまな業種・職種でもありますが
大事なのは、0か100かで考えるのではなく
効率化できる部分とできない部分を仕分けしていくことです。

ほとんどの業種・職種で
ルーチンワーク的でそれほど重要でない部分は必ずあるはずです。

また、患者・客先・同僚などとの対話の時間は
むしろ、より時間をかけたほうがよい重要な業務かもしれません。

当たり前だと思っている仕事の中から
効率化できる部分をうまく見つけることができると
年間を通して大きな時間を作り出すことができます。

また、どの業務にどれくらい時間がかかっているか
トラブルや不具合にどれくらい時間を取られているか
調査することを勧めていますが
こちらも「面倒くさい」と敬遠されがちです。

「調査ではなく早く対策を実施したい」
という気持ちももちろん分かりますが

できるだけやることを減らしていこうという中で
どの施策にどれくらい効果がある、または効果がない、
というのが分からないと
業務の取捨選択や優先度決定などが
できなくなってしまいます。

そのため、多少精度が低くても業務を数値化し
何か施策を打つとそれがどう変わるのかを評価することは
大変重要になります。

たとえば、5分の手間をなくすと
一人当たり年間20時間を作りだすことができます。

たったそれだけを毎月できると
一人当たり年間240時間を作りだすことができます。
そしてそれは毎年継続されます。

面倒そうに見える数値化をやることで
もっと業務を楽にして、従業員の満足度を上げ
企業理念の実現を目指しましょう!

・「どうやって数値化すればいいかわからない」
・「何を減らせばいいのかわからない」
という方は、お気軽にご相談ください。

皆さんの職場で、ムダをなくし、
業務をシンプルにするお手伝いをさせていただきます!

田中覚(株式会社タナカサトル技術支援)
📩 tanaksatoru@ts-techsup.co.jp
🌐 https://ts-techsup.co.jp/

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