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12/4(月) Panasonicデザイン本部のみなさん×Corey×学生とのWorkshopコラボレーション


こんにちは、行元です。

2023年9月にQUESTION Students Lab🏢に遊びに来ていただいた際に、台湾、タイ、日本3カ国協働プロジェクトに共感いただことがきっかけとなりPanasonicデザイン本部のチームのみなさんとB-corp ASIA 代表Corey×学生によるコラボレーションが生まれました^ ^

今日は、その様子をレポートさせていただきます!

🌎3か国協働プロジェクトはコチラ

⌚TIME TABLE
 前半: Coreyによるkeynote speech
 後半: 学生によるWorkshop✨

Coreyによるkeynote speech

前半はCoreyからのインパクト大のKeynote speechからスタート。連続起業家としてビジネスファーストだった自身がいかにして社会起業家へ変容したかが赤裸々に語られました。若いころ、貿易、ファッション、金融の業界で働き、起業した会社を上場させ、複数の国で様々な会社を立ち上げ、その当時、結果を出し続けられるビジネスフィールドで確かな力を感じる傍ら「社会的な課題や活動は、寄附で解決したらいい。行政やNPOに任せておけばいい。」と考えていたそうです。その後の転機は、お子さんが生まれた時にやってきます。子どもの未来を考えた時に、気候変動の課題がジブンゴトになり"ビジネスではなんでもできる、確かな力を感じていた自分"から一転して"社会課題を前にすると自分の存在価値や、意義に自信がなくなり行き詰った"と衝撃の自身のターニングポイントについて語られました。

大きな課題を見つめるからこそ、個人レベルでの変化やアクションを!台湾を中心に拡がっているPower to Changeのムーブメントについて話が及び活発に対話が行われました。

その後「諸外国で起きている問題の構造から、目を背けることなく解決されるよう自分の強みであるビジネスのフィールドから取り組んでいくこと」を決意しDOMIを設立。アジア全体でビジネスの力を使って持続可能なエコシステムを作り出すことを目指し、現地のDBSを始めとする銀行やIKEA、TESLAなどと連携しています。keynoteの中では、ESG/サステナビリティを巡る世界の動向・潮流、スコープ3実現へのアプローチ、サーキュラーエコノミーを実現するヒントとなるPower to Change(マイナスプラスモデル*後述)について様々な視点や事例を用いて紹介がありました。そして、それらを組織内へどのレベル、どの視点で実装していくか(基準を満たすためか、将来世代のためか?)というところまで議論が及びました。

ESG/サステナビリティに言及した世界最大の資産運用会社ブラックロックからのLetter
Scorp3を実現するためのアプローチについて

マイナスプラスモデルとは?

では、台湾で行われているマイナスプラスモデルについて具体事例をみてみましょう✨

台湾DOMI「ー+モデル」

【左】企業のムダ・もったいない(紙ベースの請求書やレシート等)を環境負荷とコストを下げ【右】貧困家庭の支援(LEDライト)に還元するというサイクルを、企業のイニシアティブで実施することを通じ、顧客と共にScorp3も実現。その結果、貧困と気候変動問題についてシステミックなアプローチで同時解決を図る世界初のモデルなのです。

グローカルセンターでは、Coreyと共に学生がリーダーとなり、2021年から行っているASIA3か国のプロジェクトで上記の台湾DOMIのー+モデルを参考に「どうやって日本の文脈でこのモデルを広げていけるか?」「日本のマイナスとは?プラスとは?」を模索してきました。

紆余曲折を経て「企業の方々それぞれの業種や組織にあった、ー+モデルを独自で実践してもらう機会を作り出すのがよいのでは?」と、余白を残す形で日本型にアレンジしたモデルを開発し2023年8月からワークショップを重ねています。

これは学生の葛藤の軌跡です

社内の勿体ないをヒントに、学生と共にブレストワーク!

後半は、そうして日本の学生によるデザインした、ワークショップの思考フレームを体感していただきました。

GLOCALでは、学生・若者を「未来を創る人、パートナー」として捉え協働しています

今回は、社内の業務や日々のオペレーションで、実は勿体ないなと感じていること、減らせるのでは?という可能性があることに着眼してマイナスパートを考えてもらいました。

★参加いただいたみなさんからの感想(抜粋) 
・サステナビリティの源流や全体像を理解することができた
・「できたらいいな」と「やろう」と思っていることのGAP
   知っていることと行動との間を考えさせられた
・ナラティブ/世界の動向を理解し感じながら、LOCAL・自社で1つのアクションがもたらす影響を考えられた
・大目的の重要性、その「ACTION」によって何が生まれるのかを顧客、従業員と共有していくこと。その先までの影響を可視化する
・上記を鑑みた、コミュニケーションデザインの可能性 など

今回は、マイナスパートまでの実施となりました✨

学生MizukiのVoice

今回は、これまで試行的に行ってきた異業種合同でのワークショップから初の組織内ワークショップを実現できました。考えてきた仮設が、実際の企業内でどのようなことが削減可能なのかについて、今後のプロジェクトについて非常に多くの示唆を得ることができました。全体を通して良い雰囲気の中で、参加者の皆さんが日々働く中で知っているさまざまな現状に対して、改めて視点を向ける機会となり、もっと良くすることができるかもしれないという手がかりが得られたように思います。具体的な意見も、グループワークについての経験も含めて、今後のプロジェクトに活かしていきたいと思います。ありがとうございます。

🌐GLOCALとして

 若者が企業と共に、ぞれぞれの実現したい未来のシナリオに基づきマイナスプラスモデルを描き、展開していくことをスタンダードにしていきたい。

こうした風景をもっと目の当たりにしていきたいなという想いを強くしました。次世代に何を残すかという長期的視座で物事を考えることを助けてくれるのは、若者の力、学生とのコラボレーションだと信じています。今の延長線上ではない未来に向けたプランが次世代と共にダイナミックに描かれ、その方向に進み、生み出されていくインパクトとサイクルが少しずつ拡がっていくことを期待しています。若者の感性や意見が、これからのビジネスモデル、新たな取り組みにどんどん取り入れられていくようなVISIONを共有しながら、それぞれの企業で有機的にモデルが生み出され、発展していく風景を目の当たりにしたいです。この時間は私たちに大きな勇気になりました。みなさん、ありがとうございます。

Coreyが自らの葛藤・変容からビジネスを変容させたように、すべてのchangeは個人の内なる変容からだと改めて再認識しました。大人が、「うーん、どうしよう」と葛藤して悩んでる姿こそがかっこよく、その等身大の背中が若者への希望そのものだと思います。

これからのコラボレーションも楽しみにしています✨

ありがとうございました♪

▽これまでの活動はコチラ

2022(Coreyの原点について詳細が話されています)

2023(マイナスプラスモデルの詳細が話されています)


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