超へっぽこ大学生がNPOでインターンしてみた

自己紹介と出会い

こんにちは

京都産業大学二回生、現代社会学部の高津 遥です

平凡などこにでもいそうな大学生です。つい一年前まで、単位と週1回のサークルのために大学に通い、また週5回のバイトに明け暮れていました。周りと比べて得意なことがあるわけではなく、また勉強に対して高いモチベーションを持っているわけでもなかったです。むしろ普通よりちょっと劣ったくらいでした....  

そんなある日、自分の大学生活に大きな転機が訪れることになりました。

それは二回生の春期、ある授業とあるNPOとの出会いです。僕は大学生活の一年間を終え、二回生の時間割を決める期間に、沸々とある疑問がわき出てきました。それは

「大学で得てるものってあるのかな」

「就職のために何をすればよいのだろう」

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もしこの記事を読んでる大学生がいるなら同じことを考えたことはありませんか?

実は【大学生白書2018】という大学教育と大学生についての課題について書かれた本にこんなことが書かれています。それは

「〈10年トランジション調査〉の結果より、大学一年生の資質、能力、学習、キャリア意識が高校二年生のそれに大きく影響を受けている....言い換えれば、大学生の資質、能力、学習、キャリア意識をゼロベースで育てることは難しいことが示唆された。」(大学生白書2018より)

皆さんは何を感じますか?僕がこれを見たときは開いた口がふさがりませんでした。(; ・`д・´)

これはつまり、中学や高校のうちから自分の学び、能力、キャリアに意識を傾けておかなければ、大学生になってから、自分の能力を伸ばそうとしても手遅れである。と結論付けているわけです

だから、もしかしたら手遅れかも知れないと思いつつも、それでも何か得たい、資格でもなんでも良いからこの先のために行動しなければと思い、色んな授業のシラバス(授業内容の説明)を読み、なんとなく自分にとってためになりそうな授業を探しました。そしてこの授業に出会いました。

その授業の内容は、企業の社長や人事部の人が来て、大学生に話をして、そのあとにディスカッションをしたり、ダイアログをしたりする授業で、なんとなく面白そうで、定期試験もなく、ためになりそうだと思い、履修してみました。

そしてその授業は、グローカル人材開発センターというNPOによりコーディネートされていて、企業と学生、企業と企業をつなぐハブ的な役割を担い、高校や大学で独特な授業を行ったり、企業の方を集めてセミナーなどを実施したりしているNPOでした。

ひとことで言うと

この授業がやばかった。。。

自分が知っている職業や会社は、せいぜい自分の親と学校の先生と自分の周りくらいでしたが、そこで色んな会社、企業の人の話を聞き、「働く」ことについて、個性について、様々な視点の様々な話題を、聞いたり、話したりすることで自分の視野がとても広くなった気がしました。そして何よりもその機会を創出するグローカルセンターにとても興味がわきました。

そこでそのグローカルセンターでインターンをしたいと思い、教授にインターンをできないかメールを送ってみたら、面接してもらう機会を与えて頂き、その後インターンさせて頂くことになりました。

インターンスタート

インターンは基本的に自分の希望の日時、時間帯を設定しそれに合わせて、仕事が割り振られます。
例えば、自分の場合は大学の授業がある期間は週二回、月曜日の15時半~17時半と金曜日の終日(大学は全休)で、冬休みや春休みなどの休みの期間は週3~5日に増やして、終日来ています。

インターンで行うことは、その大半が「学び」に重点が置かれていて、大学の延長線の「学びの場」というイメージがあります。なので、自分のやりたいこと、学びたいことなら何でもできます。

僕がよく行っていることとして、グローカルセンターが主催するワークショップやセミナーにアシスタント兼受講者として参加し、その様子や学びを記事として、グローカルセンターのHPにアップすることやイベントの運営です。他は自分のつけたい力や興味がある能力について、知を深めたり、実際に教えてもらったりしています。

▼実際に書いた記事。


学んだこと

☆自分のモノサシの揺らぎと形成
僕がインターンをして、学んだことで一番大切なことだと思うのが、人の話を聞くことです。しかしこれは、人の目を見て話を聞くや、人の話をさえぎらないなどの聴き方のことではなく、「話を聞くことでの自分の中の揺らぎ」のことです。

例えば、僕はグローカルセンターでインターンをしていて、色んな人の考え方や価値観に触れることが多いのですが、それはなぜならグローカルセンターが色んな企業や学生など、多様な人々が行きかう場であるからです。だからこそ「色んなものの見方」=モノサシを持っている人がたくさんいて、その方々と接する機会が多いのです。
そんな中で起きることが、「自分の見方=自分のモノサシ」の揺らぎと形成です

・自分の中でこうだと思っていたことや考え方が、他の人のモノサシに出会うことで揺らぎが生じて、

☞「これ(自分のモノサシ)でよいのかな?」や「こっちの考え方(他の人のモノサシ)の方が良いかも」などの【自分のモノサシ】の見直しがされることになり、それによって悩みが解決されたり、現状が良い意味で変化したりすることなります。

・逆に全く自分が目を向けていなかったり、モノサシすら持っていなかったことに、その分野に対するモノサシを持っている人の話を聞くことで、自分の中で発見があったり、考える機会が生まれ、広い視野を保つことが出来ます。

このようなことは例えば、勉強の根底にあることでもあると思います。
数学の問題で、図形の見方、見え方が様々な人において違うように、また補助線を一本引くだけで、解き方がひらめくように、誰かの話を聞くことで、自分の中で大きな発見があったり、成長できることを、インターンをしている中で、日々気づかされています。

グローカルセンターのセミナーで、自分の学んだ考え方の一つを紹介します。それは

計画的偶発性理論

これはジョン・D・クランボルツが提案したキャリア論に関する考え方で、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その偶然を計画的に設計して自分のキャリアを良いものにしていこうというキャリア論に関するポジティブな考え方です。

例えば、人生で成功している人に色々と質問すると三つの共通点が、

1、多くの人と知り合い 2、自分の言いたいことを言いふらす 3、誘われたら乗っかる

つまり、成功する人はいい偶然を起こすために種まきをしている。

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自分のやりたいことを友達に言いふらしていると、その友達の友達も同じことを考えていて…なんてことがあるかも知れません

僕からするとまさに

これだーーーー( ゚Д゚)って感じです

実はグローカルセンターの授業を知ったきっかけは、法学部の友達に誘われたからでもあるのです。その時に、もし断っていたら、グローカルセンターのことを知ることは無く、インターンをすることもなかったかもしれないし、またこの記事を書いていることもなかったかもしれません。上記で紹介した「3、誘われたら乗っかる」が思いがけない出会いにつながっていました。

まさに偶発性です。そしてそんな偶発性〈その時には何気ない出来事でも、その先の自分に影響を与えること〉を計画的に作っていこうというのが、まさに計画的偶発性理論なんです。

▼これを学んだ時のセミナーの様子の記事です。

なんやかんや言ってますが....

正直、自分のやっていることに関しては、インターンという名前はしっくりきていないです。なぜなら、行っていることの大半は何か大学の延長線のような気がするからです。けど大学の講義を後ろの方でただ、のほほんと聞いてるだけでは学べないことをたくさん学んでいるという点において、

アクティブワーキング&ラーニングという感じですww

アクティブ×ワーキングとラーニングの造語です。(命名模索中ww)

自発的にかつ活動的に働いて、学んでいる感じです。そして自分はこれが向いていると思います。

大学生としてインターンというと職業体験や、企業説明などが多いですが、それをする前にまず、自分の頭で考えたり、価値観を形成したりする時間はとても大切だと思います。

グローカルセンターではその両方を同時に行うことが出来るので、「学びの場であり、職場である」そんな場所です。

興味があればぜひイベントやグローカルセンターのホームページに足を運んでみてください

▼ホームページ


まとめ

・へっぽこ大学生でもグローカルセンターに携わると成長できる

・自分のモノサシの揺らぎと形成が、自分を成長させてくれる要因である。つまり自分のモノサシを日々修正し、新しく作り変えることで新しい学びや気づきがある。

・へっぽこ大学生がやっていることを命名するなら、インターンというより、アクティブワーキング&ラーニングというイメージで、「学び場であり職場」そんな空間。

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長いことお読みいただきありがとうございました。






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