【Day2】あなたは、自分の感情やニーズを大切にできていますか?~NVCを通じて違いを認め合う~
こんにちは、行元です。GLOCALとして次年度に向けた新たなチャレンジ事業としてワクワクしながらスタートした京都府生涯現役クリエイティブセンター×GLOCAL CENTER共催 3日間のニューフロンティア挑戦コースDay2!home's viしのさん監修、きのPによるワークショップで【NVCを通じて違いを認め合うコミュニケーション】について学びを深めました✨
📝Day1の様子はコチラ
実はGLOCALの内部研修でも、スタッフと一緒に扱ったことがあるテーマ。なぜ、このニューフロンティア挑戦コースでNVCを扱うのか?
新しい挑戦の局面で
「内面になにが湧き上がってくるのか?」
「わたしたちの内面に何が息づいている・生き生きしているのか?」
「人生をより素晴らしいものにするために何ができるのか?」
に耳を傾け、それらをベースに1歩踏み出していただきたい。
そんな願いを込めて2日目のテーマで取り上げることになりました。このレポートでは、参加者の声を中心に当日の様子を感じてもらえたら幸いです。
プログラムを終えた参加者の声
・普段仕事をしているときには感情を外に出すことをいいことだと思っていなかった。自分と向き合う良いきっかけになった。
・相手の感情に寄り添うことで見えてくる、寄り添うこと(エンパシー)ものの見え方が変わる体験ができた
・共感(エンパシー)能力は、トレーニングしないと身につかないものだと実感した。トレーニングが必要。
・アンガーマネジメント感情をおさえている。蓋をしてしまっていることがある。
・手法だけを学ぶのではなく、何らかの実践につなげていきたい。
・人とのコミュニケーションをするときに、相手の話を聞かずに、すぐ解決してしまおうとする。相手がどんな感情をもっていてニーズをすっとばしてこうすれば成功するよ。と、時間を短縮したコミュニケーションになっていた。
いくつもの気づきが生みだされたNVCとはなんなのか?
「自分の体験をもとに話しなさい。」という教えに忠実に、きのPの言葉と体験を通じてNVCとは?なぜそれらが世界のファシリテータの中でも学ばれているのか、という大きな全体像について触れました。
あなたの言葉が、あなたの世界を変える。
ひとことでNVCのエッセンスを伝えてください!と言われたとしたらこの言葉に集約されています。
言い換えると、わたしたちの言葉が、わたしの世界を変える。
NVCの本では、「A Language of Life 人と人との関係にいのちを吹き込む法」と書かれています。”法”と表現されていますが、イメージとしては「道」に近いと感じています。方法であり、意識でもある。
うーん。
でもまだ言葉だけではわからないですよね!
ということで。
NVCを体験して、ニーズと感情を見つめてみる
ここに並べられているのは、ニーズカードです。まずは、自分の感情とその根底にあるニーズを見つめるワークを。前提として、ポジティブな感情が良い、ネガティブが悪いという判断を外して良い悪いなくまっすぐ見つめる時間を過ごしました。
エンパシーとシンパシー
エンパシー【empathy】:共感する能力
(理解する〇 同意をする×)
ーEmpathy is about putting yourself in the shoes of another person.
エンパシーは、相手の靴を履く=相手の立場に立つという姿勢
つまり、わかろうとすること、想像力が求められる能力です。
シンパシー【sympathy】:同意する、わかる。「自分も同じ考えである」ということを伝えるときに使われることが多いです。今回は、エンパシー:相手の立場に立ち、想像力を働かせて共感する能力を扱いワークで実践の練習をしました。
鍵は、4つの耳👂
みなさん、誰かの言葉にショックを受けたり、悲しくなったり、怒ってしまったエピソードはありますか?私はたくさんあります!(笑)
そんなエピソードをもとに、その状況を下記の①~④の4つの耳(役割)になり切ってみんなで立体的に受け止めるという実践をしました。
下記をご覧ください、例えばこんな状況です。
(話を聞いてもらいたかったのに、「ふーん」と言われて悲しかったエピソードをもとに・・・)
下記、①~④の声に耳を傾けてみてください。
参加者同士、それぞれのエピソードを通じ①~④の耳でその情景をニーズカードを眺めながら振り返ります。すると、驚くほどに新たな気づきがもたらされます。見えてくるのは、交わされたことばや湧き上がっていた感情の根底にある相手のニーズ、そして自分のニーズでした。
頭でわかっても、実践は難しい。けれどまずは、④のキリン内向き(自己共感)から練習してみませんか?
すべての人間は同じニーズを共有している。
すべての、ニーズを満たすための行動。
相手がどんなニーズを満たそうとしていたのかな?
具体的な事例をもとに、相手の靴を履きながら感情やニーズとにらめっこ・見つめ合う時間を過ごしました。
きのPからひとこと
サステナビリティ持続可能な平和の社会をつくるには、最後の最後は「対話」に辿り着く。
サステナビリティを実現するというと、とても大きくて壮大なイメージがある人もいるかもしれません。でも、本質的なサステナビリティとは、「ニーズを満たす」ということなのかなーと思います。その中で、自分のニーズも相手のニーズも満たすコミュニケーション方法であるNVCは、最も身近に始められるサステナビリティのアクションではないか?という想いと、改めて「対話」が大切だと思っています。
しのさん、きのP、参加者のみなさんありがとうございました。
次回は、Day3 3/5(土)いよいよ、学生とのセッションです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。