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【夢って叶えるもの?】第9回学生×社会人交流会「ジェネコネ」【Ft.哲学海】

こんにちは。グローカルセンターインターン生のみぞです🐶
今回は、12/18(水)に開催された第9回学生×社会人交流会「ジェネコネ」の様子をお届けします。

前回(第8回)の様子はこちらの記事よりご覧ください👀

「社会人とフランクに話す場がほしい」「学生と話をして価値観をアップデートしたい」「将来・これから、何をしていけばいいんだろう」といった声を学生や社会人のみなさまから頂き、QUESTIONと共催で学生×社会人交流会「ジェネコネ」を定期的に開催しています。

○哲学海×ジェネコネ

前回のコラボに引き続き、今回のジェネコネもコラボ企画となりました。今回のコラボは大谷大学のインカレ団体として初心者向けの哲学カフェを運営している「哲学海」さん。

哲学カフェとは、1992年にフランス、パリのカフェで⾃然発⽣的に⽣まれ、その後、世界中に広がりました。⽇本では2000年ごろから⾏われるようになり、現在では全国100カ所以上の場所で⾏われていると⾔われています。

哲学海公式Instagram:https://www.instagram.com/tetugakukai/

▼コラボにあたって

哲学海さんは大谷大学のインカレ団体として、大学内で哲学カフェを運営するなかで「もっと地域(学校の外)に向けた活動がしたい」という想いが生まれたそうです。そこで、「学校外で哲学カフェを実施してみたい」とQUESTIONに相談をいただいたことが、今回のコラボのきっかけです。

前回のレイブリさんとのコラボで「チャレンジする場としてのジェネコネ」という、新たな可能性を見出した運営チームの「やりたいことや社会課題に取り組む学生のチャレンジを応援できる場、学生が安心してチャレンジできる場でありたい」という思いから、正式にコラボが決定しました。

コラボにあたっては、哲学海のメンバーのみなさんと一緒にトークテーマや、ジェネコネをどんな場にしたいかなど、打ち合わせを重ねました。

哲学海のメンバーの中には、以前のジェネコネに参加してくださった方もおり、「普段のジェネコネでの対話にも、哲学や哲学カフェに通じるものがある」「哲学がもっと身近なものだと感じてもらいたい」という想いを伝えてくださり、「普段通りのジェネコネに哲学カフェのエッセンスを取り入れる」という手段で企画を進めました。

「哲学」をテーマとしながらも、普段のジェネコネと同じ素朴な疑問/テーマについて。軽食(お菓子)と飲み物を片手に対話をしながら和やかに。「哲学」と聞くと難しそうなイメージを持つ方が多いかもしれませんが、もっと気軽に話せるように工夫しました。

当日は社会人14名、学生16名の計30名にご参加いただき、賑やかな雰囲気でのスタートとなりました。

○チェックイン&アイスブレイク

毎回お馴染みのチェックイン。今回は「最近感じたプチハッピー」について共有しました。


アイスブレイクは”ボブジテン”
カードに書かれたカタカナ語を、カタカナを使わずに説明し、同じグループのひとが当てるというゲームです。

成績優秀者には景品も🎁

〇トークセッション

チェックインとアイスブレイクで緊張もほぐれた後は、お待ちかねのトークセッションに移りました。

▼トークセッションの前に

トークセッションの前に、哲学海の板崎さんから、哲学対話のポイントをレクチャーしていただきました。

各テーブルにつき1人、ファシリテーター役を決め、ファシリテーターは「究極の聞き手」としてグループメンバーの話を引き出します。
当日配られたワークシートには、対話を引き出すためのヒントや質問集などが記載されていました📝

【当日のトークテーマ一覧】
・なぜ大人は「うっとうしく感じる」のか
・なぜ人は考えるのか
・お金で幸せは買えるのか、幸せとはなにか
・人はなぜ夢を持つのか
・人はなぜ若さを尊ぶのか

今回もワールドカフェ形式で計2回のトークセッションを行いました。
そのトークセッションで話された内容を一部お届けします🎁

▼テーマ:人はなぜ夢を持つのか

学生:小学生、小さい頃の方が「これやりたい!」って簡単に言えたのに、今は「何がしたい?」って聞かれても答えられないんですよね。
社会人:子供の頃って知ってることが少ないから想像しやすい、思い描きやすいんだと思います。大人になっていろんなことを知ると、現実を考え始めちゃいますよね。だけど、夢ってもっと大きいものじゃないっけ?、とふと思うことがあります。
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学生:「夢=職業」みたいな前提ってなぜかありますよね。私の夢は「親と海外旅行に行く」という、非職業的な夢です。ですが一般的には、将来の夢=キャリアのことを言うという、ある種のテンプレートのようなものを感じます。無意識的に特定の職業をイメージしていますよね。
社会人:夢を叶えたあとってどうなるのか気になりませんか?新しい夢を作るのか、そもそも叶った夢は夢ではなく目標だったのでは?とも思います。何が夢なんだろう?
学生:確かに。夢は叶った後、アップデート(レベルアップ)していくのか、新しく夢をつくるのかって難しいですよね。

などなど、難しいテーマながらも各グループごとに少しずつ対話が進められていました👟

○シェアタイム

2回のトークセッションを終えて、各グループで話した内容をシェアしました✨

▼「なぜ人は考えるのか」
なぜ人は考え始めたのか、という点に注目して、人類の起源から考えていました。話している中で、「恐怖」という感情が原動力となって考え始めたんじゃないかという結論に至りました。動物に襲われるから火を使おう、というように、現代でSDGsや世界平和を言い始めた理由も、核戦争による人類滅亡の可能性が生まれ、人類滅亡に対する恐怖が原動力となって、人類は平和を目指すのではないでしょうか。

▼「人はなぜ若さを尊ぶのか」
そもそも若さってなにかと考えてみました。若いと聞いて思い浮かべるのは、体力がある、フットワークが軽いという身体的な部分だけでなく、失敗を恐れずチャレンジする、といった、精神的な部分もあるなと思いました。
また、年配の人から見て、学生は若いですが、学生から見て小学生も元気だな~って思いますよね。言いたいこと言ってるし、失敗を恐れていないところは「若いな」と感じます。ほかにも「若い」の中に「幼い」っていう要素も入っているのではと話をしました。周りがどういう環境かによって、自分の「若さ」の自覚は変わると思います。若さを尊ぶのは、若い人が羨ましいから、そして、若い人といると元気をもらえるからなのかもしれません。
だけど、年をとった今の方が楽しい、という意見もありました。一概に若さが価値あるとも言えないということも、一人一人の経験に基づいていろいろな話ができました。

○さいごに

▼哲学海さんより

最後に哲学海の西田さんから、哲学海での活動についてもお話していただきました。

普段大学内で哲学カフェを運営している哲学海さんは、このジェネコネコラボを皮切りに、今後も学校を飛び出した”地域”のフィールドでの哲学カフェの実施にチャレンジしていくそうです💪

▼インターン生みぞより

”哲学”って抽象的で難しそうなイメージでしたが「普段のジェネコネの対話にも哲学の要素がある」という板崎さんの言葉が印象的でした。”哲学”と名前のつかないものも哲学の一部で、私たちはそのグラデーションのなかで生活しているのだなと実感しました。哲学に限らず、一つ一つ名前を付けて区切らなくとも、私たちの身の回りには、様々な要素が様々な濃度で存在しているのだと思います。そんな要素を一つ一つ見つけ、感じながら生活していきたいです!

前回のコラボで、きっかけの場であるとともに、新たな可能性(チャレンジの場としてのジェネコネ)を見つけることができたジェネコネ。今回のコラボでも、哲学海さんの新たなチャレンジを後押しできたのではと感じています。

ジェネコネは今後も、みなさんの心に種まき(=いずれ芽が出て成長していくような種をまく=きっかけの場づくり)を続けながら、チャレンジの場として、ジェネコネ自身も少しずつ成長していきます🌱

今回コラボしてくださった哲学海さん、哲学海のメンバーのみなさん、ありがとうございました✨

ジェネコネ終了後の自由交流タイムも盛り上がりました✨

次回ジェネコネは2月17日(月)18:00~開催予定です!みなさんのご参加をお待ちしております。

▼詳細&お申込み▼


執筆者
グローカルセンターインターン
溝川彩夏


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