「エールを送り合う関係」を作りたい
「いろいろ言ってくる人が多いけど、頑張ってね」
わたしは4月に仕事に復帰すると同時に異動。「海外担当人事」というポジションになり、海外勤務者や海外出張者のお世話を始めた頃、先輩社員にそう言われた。真意が気になったけれど、その時はとりあえずそのままに。
そこから2ヶ月。
たしかに毎日、色んなことが起きる。基本的には「問い合わせ」「相談」が多いけれど、中には「ご不満」「お怒り」も、それなりの数ある。
たとえば、つい先日のこと。「●●なら、××しないで!」とだけ書かれた1通のメールが届いていた。
メール履歴を追っていくと、どうやら私がミスしたらしく、それを指摘する内容。凡ミスを反省するとともに、すぐに丁重にお詫びさせていただいた。
しかし、それにしても「●●なら、××しないで!」だけのメールはグサリと刺さった。ビジネスメールにしては荒々しい。
たしかに私のミスが原因だけれど、正直、私に対するお怒りというよりも、まったく別のことで何かお怒りなのではないか?とも思われた。(本当のところは、わかりません)
と、こんな感じで、今の仕事に移ってから、いろんな言葉を浴びる毎日。(長らく人事をやってきたけど、こういうのは初めて。。。)
で、そんな中で、本日。
閃くように、ふっと湧いた思い。
「どうやったら、皆もっとハッピーに働けるんだろう??」
ずっと感じていたことだった。だって、怒りをぶつけたところで、多少のストレス発散にはなっても、いい方向には進まない。相手も大人だし、それくらい、わかっているんじゃないか?
だから「これってナゼだろう?」とずっと考えていた。こんなんじゃプラスのエネルギーが循環するはずもない。なんとかできないものか、と。
そもそも、せっかくコミュニケーションを取るなら、お互いパワーがわいてくるようなやり取りをしたい。「●●さん、お忙しいでしょうけど頑張ってください!」「ありがとう。××さんも頑張ってね」「ありがとうございます!」みたいな、そんなあったかい会話。
家族や恋人にそういうものを望むのはもちろんだけど、職場でももっとお互いを思いあえたら、目の前の困難な仕事に取り組むパワーも湧いてこようというもの。「私は忙しいの」「オレは大変なんだぞ」じゃなく、「お互い頑張りましょうね!」という「エールを送り合う関係」を作りたい。そう思った。
もちろん、そんな気持ちで、いま会社内に広がる光景を眺めても、すぐに解決策は見えない。でも、今すぐには解決しなくても、脳内に理想像をセットすると、そこに向かってどうしたらいいか、少しずつ描けるかも???
「どうやったら、皆もっとハッピーに働けるんだろう?」を心に置いて、1つでも2つでも、その実現に向けて行動したい。決して簡単ではないとはわかっている。でも、諦めないことが大事だと思うのですーーー!