@Globe🌏蓮実 里菜

文筆家。関心領域は、社会学(階層移動・教育・多文化共生・フェミニズム・組織論)・文学・ジャーナリズム。日米のデュアルカルチャー視点で書くことも多いです🇯🇵🇺🇸 著書『夜の扉のなかにあるもの』 https://x.gd/n77R0

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オリジナリティの高い皇室コラムを書くためには、リサーチと執筆に多くの時間を要します(1記事40時間かかるものもあります)。そのため一人体制の自主的な活動としてやるには限界があるのですが、かといって有料記事にして記事売りをすると広がってほしい事実が広がっていかないジレンマを抱え、発見がある考察やシェアしたくなる記事を持続的に書き続けるためにはどうしたらいいか?を考えた末に、プチ・スポンサープランを立ち上げることにしました。 「情報を読む権利」を買うのではなく、記事が世の中に存在することにご投資いただくという形です💎 「なぜこんな偏った記事ばかり出るのだろう?」と長い間皇室報道をやるせなく思ってきた方、一緒に摩訶不思議な牙城を崩しましょう。 ♦︎目標:メンバーシップ100人 ♦︎執筆ペース:月2本 ✴︎基本的なメリットは無料公開記事の継続発信であることをご理解いただいた上で、サポーターの皆さん限定で楽しんでいただけるお返しコンテンツを各プランごとに考えました✴︎

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  • 【コラム】皇室ウォッチ部

    平成の間皇室にまるで興味のなかった30代女性が勉強しながら書く皇室ウォッチコラム。美智子さま世代の皇室ライター&皇室評論家()さんが撒き散らす記事に辟易してはじめました。

  • 多分書く人しか興味ない日記

    これを書かなきゃ死ねない…があった頃から、書くことの海と森のなかで書くことに傷つき、少しずつ自分の「書く」を見つけていく経過録。書くことのメンタルジャーニー的な、私の「書く」を見つけるまで

  • 【コラム】社会批評👁

    ニュースに思うことなどのコラム。

  • 【文学・ドラマ考察】おしゃべり評論部

    心に残ったもの・引っかかったものの紹介や解説をします。おしゃべり感を大切にしたい、感想と批評の間。雑談なんぼ。

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金で他人に論文を書かせる天皇。秋篠宮家より前にそれを始めた人がいた

秋篠宮家のご長男が(あるいは母である紀子さんが)東大への推薦入学を熱望し、その実績づくりとして悠仁さんが筆頭著者とする共同論文を学者と執筆、今夏に国際学会で発表を行うということに対し、「それってズルじゃね?」「倫理的に許されるの?」と疑問が紛糾しているが、今回に限っては不思議と腹もあまり立たないというのは、秋篠宮家のあまりに醜い所業の数々に呆れる底が抜けてしまっているからだろうか。   それに比べて、令和の天皇皇后両陛下は自己研鑽の大切さを体現してくれるな。と英国訪問でのお姿

    • 【3】アリストテレスの弁論術に学ぶ、超長文の東大推薦反対署名が飛躍したワケ

      この原稿は9月初旬に某経済誌に寄稿し、不掲載になったものです。寄稿って媒体の読者層やトンマナに合わせて書くのでnotesっぽくはないのですが、捨てちゃうのももったいないなと思ったので全文公開します!不掲載になった経緯はこちらに 以下全文 8月後半、皇族が推薦入学で国立大学を受験することに反対する趣旨のオンライン署名が1万2500筆の賛同を集めたことは週刊誌を中心に広く報じられたが、あまり知られていないことは、この署名運動は、完全に「文章の力」だけで成し遂げられたもの、という

      • 【2】日本には社会運動の批評家・評論家はいないのだなと思った日

        (からの続き)  アンサー言論がない日本の不思議 そう、日本は批評とジャーナリズムが薄い。数年間、漠然と日に日に濃くしてきたその気持ちを一段と濃くしたのが、ある署名運動事件だった。 皇族が東大の推薦入試を利用し、将来の天皇として「特別扱い」で入学することを反対する署名である。 2024年の8月に始まったその署名は、8を超えるメディア(プレジデントオンライン、文春、新潮、Abema Prime、TBS、女性週刊誌等)に取り上げられたため、広く知られることとなった。しかし

        • 【1】戦後日本は経済大国になったけれど、言論やジャーナリズムがそんなとこにいたことはない

          憂鬱、たまに絶望 ここ2年くらい、もうずっと考えていることがある。日本にまともな評論家はいないんじゃないだろうか(いても絶滅危惧種なんじゃないか)、ということだ。先月亡くなった文芸評論家の福田和也氏は、20年前の著書で、「小説は死んでいないかもしれないけど、日本の批評はもう死んでいる」と言った。その約20年後、故福田氏の『作家の値打ち』のオマージュ『作家の値打ち 令和の超ブックガイド』を書いた小川榮太郎氏は、日本の文壇は小説家と批評家の内輪の馴れ合いで世の中には批評のふりを

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        記事

          紀子さまは国民の気持をわかってない──『ヒーローズジャーニー』から考える、皇族の人望

          “秋篠宮家はどうして学歴にそうもこだわるのだろう──”という2023年の記事がある(上皇陛下は潔く学習院を中退したのに!というちょっとおもろい対比つき)。「秋篠宮家」と書くが、どうみても子供のことに興味がなさそうな秋篠宮家の父はほぼ透明人間みたいだし、「紀子さまはなぜそうも学歴にこだわるのか?」という意味で、確かにそれは国民の所感なんじゃなかろうか。 私にはそこに、34年前にさかのぼる気持ちがあるように見える。紀子さんがご結婚された1990年、若い皇族の誕生にメディアは湧き

          紀子さまは国民の気持をわかってない──『ヒーローズジャーニー』から考える、皇族の人望

          『あんのこと』は『誰も知らない』に並ぶ毒親育ちを描く名作映画

          『ナミビアの砂漠』で河合優実沼に落ち『あんのこと』を観たら、ぶん殴られた私の日記 2024年9月、ナミビアの砂漠を夫が見たい見たいというので、映画館へ。いや、めっちゃよかった。河合優実の魅力と引力が凄まじく、この人の出ている映画をもっと観たい!と思って、アマプラでふと見かけたのが、『あんのこと』。 見終わった今、私のなかには、あんのことの方が、ずっと大きく残ってる。いうならば、ナミビアの砂漠は、杏がどこかで生きていて、少し成長して、ナミビアの砂漠のカナみたいに生きててくれ

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          【検証する】Changeは、ある署名を不当に終了に追い込んだのだろうか?

          ※この文章を最後まで読むと、署名を復活させ、継続する方法が書かれています。思想や信念の違いに関わらず、どうか最後まで読んだ上でアクションを決めてください。2024.8.28※ この夏最大の個人的関心を集めた事象は、「悠仁様が東大の推薦入試を悪用し、将来の天皇として『特別扱い』で入学されることは、象徴天皇制を根底から揺るがすこととなるため反対します」という署名文だった。署名はある程度端的にわかりやすいものがよいという通説を勢いで覆す形で出た2万字に迫る、もはや「演説文」という

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          東大卒の覆面学者団の署名文を読み解く【後編】 / 先生は頭がいいのだろうか

          さて、長くなってしまったので途中で切って、後半です。署名活動に関する感想「前編」を要約すると、繰り返されている行動がどんな類の倫理的な問題を孕むのかを導くかの中盤の論証のオリジナリティは力強いが、なんでWikipediaになんてに言及しちゃうの?謎。って話。 新聞という物理的なものは、やがて捨てられ回収され、目の前から消える(だから新聞は「消える」理論……)vsどこからでも誰もがみれるWikipediaは恒久的──と思うのはまさに非学者的な感覚で、アーカイブ性の側面や学術的

          東大卒の覆面学者団の署名文を読み解く【後編】 / 先生は頭がいいのだろうか

          「先生、Wikipediaですか?」東大卒の覆面学者団による署名文の不思議【前編】

          先週夏休みで久しぶりに東南アジアに行っていた。と言っても今の時代だからスマホ越しに日本とほとんどつながっているような感覚で、ふとツイッターである署名運動を見かけた。が、せっかく海外にいるのだしとその場では読んでみる気にならず、ブックマークだけをつけてスマホをバックに放り込んだ。 ……オンラインの署名ねぇ。5年くらい前の私は、オンライン署名にもっと期待していたような気がする。電子署名サービス「Change.org」はアメリカ発のサービスで、アメリカの大学にいた時から学内の制度

          「先生、Wikipediaですか?」東大卒の覆面学者団による署名文の不思議【前編】

          Netflix『地面師たち』が海外でウケるワケ / エンタメ評論と海外マーケの交差点

          7月も終わりのうだるような真夏の日曜の昼下がり。リリースされたばかりのNetflixオリジナルドラマ『地面師たち』を見た。  全7話で地上波のドラマよりはコンパクトにキュッと見やすく、でも2時間のTVドラマや映画よりはずっとリッチで、Netflixの良さを凝縮したような作品だった。ただサイコスリラーやハラハラを煽る作品が得意とは言えない私には緊迫度が凄すぎて、5話まで一気見したところで心臓が耐えきれなくなり、「あの、散歩……ちょっと外散歩させて……」と家の周りを一周して生暖

          Netflix『地面師たち』が海外でウケるワケ / エンタメ評論と海外マーケの交差点

          スーパー帰国子女雅子さま水準についていく純ジャパ還暦の天皇陛下は普通にすごい

          このタイトルで、いつか書こうと思っていたnote!!!前回noteで、内向きな大人(客観的に日本の現状を認識せず、“選ばれる国ニッポン”の心地よいナラティブと近隣アジア諸国よりも日本は洗練された存在であるという耳障りの良い言葉を流布する大人)こそが、内向きな若者を育てているんじゃー、と書いた。 ところで私は、内向きな大人と、そうではない大人を包含する誰もが知っている日本の組織をひとつ思いつく。皇室である。 外向きな──つまり国際感覚を持ち、ひらけた姿勢を持つ──筆頭格、そ

          スーパー帰国子女雅子さま水準についていく純ジャパ還暦の天皇陛下は普通にすごい

          選ばれる国ニッポンの幻想は心地いいけれど

          一番「内向き」なのは誰?初めて「内向き」という言葉を聞いたのは、2015年だったと思う。 アメリカでの生活も3年目となった頃、同じ大学の公共政策大学院に内閣府からの留学(官僚の研修留学)で来ていた別の日本人女性に、「あんまり留学したい人が、いなくって」と言われた時のことだった。 「どう」留学に来てるか。私費か、企業の社費留学か、国費か、あるいは財団の奨学生か(フルブライトみたいな)というのは度々話題に上がるものだった。日本で、「日本人同士だから」という理由で人が仲が良くな

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          きゅうりとズッキーニとメロンの違いを書く

          「キュウリ嫌いなの? ズッキーニは平気?」 何度となくイタリアンで言われた言葉だが、of course. それらは見た目が似ている以外何の共通点もないのです!!!! 子供の頃、物心ついた頃からきゅうりが嫌いだった。嫌いなものに対して人は敏感なもので、ポテトサラダに細かく刻んで入れられてもダメ、サンドイッチのレタスとハムに隠されていてもダメで、サンドイッチからはうっすらマヨネーズをまとう薄細長いきゅうりをそーっと抜き出して食べていた。お行儀悪くてごめんなさいね。(ところでス

          きゅうりとズッキーニとメロンの違いを書く

          五輪辞退に寄せて。平和な国のモラルポリスと人権擁護論争は今日も続く

          的なニュースのヘッドラインとともに、それは厳しすぎるとか当然だとか様々意見がひっきりなしにyahoo!ニュースのトップを埋め尽くすここ数日、なんとまあ日本とは内向きで平和な国かと思ってしまった。 「若い選手のささやかな愚行による悲劇」というのは政治家と裏金よりもその図式上の因果がわかりやすいせいか(喫煙・飲酒→オリンピックに出られない!)、宮田選手一個人の人生においてその判断のもたらす影響が厳しすぎる or 当然のことだという双方の議論が津波のようにうねりあっているが、その

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          世界一静かなプロテスター。市川沙央ほどの前衛芸術家はそういない

          最後の聖書の意味がわからない人にハンチバックの読み方って(解釈って)3つできる、というnoteを書いたのだけど、ここでは、解釈①の「現代神話としてのハンチバック」をもう少し解説してみる。 小説の世界には一人称の小説か(「私は…」で綴られる)三人称の小説か(「陽子は」「透は」……と小説内でも視点が変わる)、あるいは神様視点の小説か、という技法的な用語があり、ハンチバックを「神様視点の小説」と言ったら、「ハァ?」とめっちゃ訂正されそうであるのだが、私はあえて「いや、ハンチバック

          世界一静かなプロテスター。市川沙央ほどの前衛芸術家はそういない

          皇太子時代の天皇家側近は51名で、引退後の上皇側近が65名もいるのなら

          2019年に自ら生前退位という幕引きを選んだ上皇さまであるが、たまに見かけてありがたい気持ちになる暇もないほど頻繁にニュースで「お忍び」映像を見かける日々である。「お忍び 上皇」「上皇 私的」とググったところ、なんときっちり2か月感覚でニュースが出てきて、あまりの等間隔さに笑ってしまった。 もちろん「♡」は、私の勝手な装飾である。「!」でもいいかも。 初夏のある夜もまた、上皇夫妻の卒寿を祝う演奏会というものが催され、ファンサービスならぬ国民サービス精神の旺盛な上皇夫妻は、

          皇太子時代の天皇家側近は51名で、引退後の上皇側近が65名もいるのなら