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国内税務

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2020年9月の記事一覧

外資系企業の日本子会社が親会社から借入れをしている場合の税務上の注意点

外資系企業の日本子会社が親会社から借入れをしている場合の税務上の注意点

出資?融資?外資系企業の日本法人が親会社から資金を調達する際には、「出資」による方法と「借入れ」による方法が考えられますが、日本での税金負担を考える場合、利子の支払を受けようとするモチベーションが働きます。

なぜなら、日本子会社にとって、配当の支払は税金を減らす要因とはならない(損金とはならない)一方で、利子の支払いは損金にできるからです。

そうすると、親会社である外国企業としては、日本でのタ

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10月より税務調査が再開されます

10月より税務調査が再開されます

日本経済新聞に、税務調査が10月から再開される記事が掲載されていました。

コロナウィルス感染の不安がある場合は、調査日程の交渉を国税局・税務署は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、4月以降、新規の訪問税務調査は中止されていたのですが、9月23日から納税者に電話で調査を受けてもらえるかを確認し、10月から再開する見通しとのことです。

この報道のとおりでしたら、今日にも税務署から電話がある可能

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愛知県の法人住民税(住民税割)の特例の税率が延長されました

愛知県の法人住民税(住民税割)の特例の税率が延長されました

愛知県は、2019年10月1日以降の法人の事業年度における法人県民税の税率を1.8%(資本金1億円以下かつ法人税額15百万円以下の法人は1.0%)としていました。一定の法人に対して標準税率1.0%に0.8%を上乗せする措置だったわけですが、2020年8月31日までに終了する事業年度までとされていました。
この措置が、条例改正により延長されたようですので、ご案内します。

法人税割税率:
 資本金1

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