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離乳食から使える基本の味付け・身体の調子を整える塩の選び方

profile:おうち+まゆこ
楽しい暮らしであることを大切に10歳と7歳の娘のふたりを子育て中。おうちのごはんはこころとからだを作る基礎。どこのおうちにもある材料で毎日作れる無添加のごはん作りをこころがけています。練馬区の認可保育園でごはん作り担当。おうちの無添加料理研究家。こころをケアするアートセラピストの資格取得。料理教室・台所整理のススメの【暮らしのねっこ】

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味覚の秋がやってきました。

暑い夏から一転、あんなに暑かった毎日がウソのように、虫の音からも涼しさや静けさが感じられる日々になりました。

暑い夏にはあまり火を使わず、さっとできる食事が多いです。
トマトやきゅうり、ズッキーニ、オクラなどなど、生食できるか、火にかけたとしてもサッとで済むものが多いです。暑いから台所で火を使いたくない!という作業的な理由にも適っていますが、料理に火を込めないことが、身体に熱をため込めさせないこととも繋がっています。旬の食材と、食べたいな、と思う料理がみごとに繋がっていることが、本当によくできた仕組みだなと、いつもながら感心してしまいます。

こういうことを考え始めると、ものごとはシンプルに成り立っていることに気が付きます。健康によいとされる情報はたくさんありますが、現代のわたしたちに必要なのは、要らない情報のお肉を落として、基本的なことに立ちかえってみることが必要なのだと感じます。


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(画像は、シンプルなのがおいしい!キューカンバーサンド)


食事でこどもに初めに伝えたいことは、素朴な味覚と旬の感覚です。

7月の記事でも触れましたが、旬の食材には、その季節の気候の変動に身体が適応するための栄養素が豊富に含まれていて、身体の調子を整えてくれる役割があります。そしてなにより旬は新鮮なのでそれだけで美味しくいただけます!(そして安いのが嬉しい!)

美味しさの基礎点がもともと高い旬の食材ですが、素朴な食材の美味しさをひとつUPさせる調味料といえば、どこの国でも使う代表的なものは塩ですよね。

離乳食でも、はじめに使う調味料です。
あまりにも身近な調味料ですが、実は奥深さがあるのも塩です!

体内の内なる海を調える・塩選びは海水に近いものを


人間の体液の最適なミネラルバランスは海水と同じだといわれています。体内に内なる海を抱えているともいわれますね。身体に必要不可欠な大事な塩選びを見直してみましょう!

お店の売り場ではたくさんの塩が並んでいますね。
塩選びで大事にしているポイントはどんなことでしょうか。


独身時代には値段やなんとなくパッケージの印象で選んでいて、内容のことなどは気にしたことはありませんでしたが、パッケージの記載をよく見てみると、一口に塩といっても、岩塩、海塩の他にも気にしてみると意外と様々な種類のものがあることに気が付きます。

親元を離れて自分で料理をはじめたころには無頓着だった塩選びですが、たかが塩、されど塩。食事について知識を深めるうちに、塩には『自然海塩』、『岩塩』、『イオン塩』、『再製塩』のだいたい4種類に分けられることが分かりました。

ひとつひとつ見てみましょう!

●自然海塩・・・添加物を使用せず、海水を加熱せずに結晶化させたもの。
比較的高価で売られているものがこれにあたります。

●岩塩・・・地中から採掘した塩。年月をかけ成分が分離し、ミネラルがほとんど含まれていない。岩塩層から削り出す方法と、人工的に濃い塩水をから作り出す方法がある。

●イオン精製塩…イオン交換膜と電気を使い精製された塩。真っ白でサラサラとした塩。ミネラル分はほとんど含まれていない。食塩や精製塩です。

●再製塩…一般的に自然塩と呼ばれているもの。海外からの輸入した天日塩を、釜で煮詰めた後、にがりを添加する方法で作られる。一般的な塩の袋に入った『食塩』よりも少し価格の高い塩がこちらです。

メディアではよく減塩が推奨されていますが、減らすべき塩は栄養価のない精製された塩です。
精製塩にはミネラル分や旨味が含まれていないので、味付けがきまりにくく、ついいろいろな味を付け足してしまいたくなります。また、粒が一定で細かいので分量が多くなってしまいます。自然海塩と比較すると料理をするときに、同じ小さじ1杯量る場合に、小さじにたくさんの塩の粒が収まってしまうのが食塩や精製塩です。探してみると、塩の見かけ比重の数値がありました。しっとりとした自然海塩の比重が1.2だとすると、食塩で1.29、精製塩で1.33だそうです。(塩と暮らしを結ぶ運動公式サイトより)

このように文字を並べて書いていると難しく感じますが、分かりやすい見分け方があります。

精製されていないものは粒の大きいもので、にがりの含まれたものはしっとりしています。お店では袋の上からでも粒が見えるので、そうしたポイントで選んでいただけると良いと思います。

自然塩には、塩化マグネシウムや硫酸カルシウムなどミネラルが含まれていて、塩気だけではなく、深い旨味や甘味が感じられます。

こどもと一緒に、そのまま、あるいは塩のみでシンプルに味を付けて旬の食材そのものを、シーズンに何度か味わっていただきたいです!

適量の塩でミネラルバランスを整えると身体の調子も整います。
塩を変えると格段に料理が美味しくなることをぜひぜひお試しください!

朝炊いたご飯に余りがあれば、朝のうちに塩むすびをつくっておくと、こどもがおなかを空かせて帰ってきたときに、すぐにミネラル補給の自然なおやつをあげられるので、親子共々気に入っています!

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おうち+まゆこ

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