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夏の水菓子:サイリウム(オオバコ粉)で身体を整える

オオバコ粉は英語ではシリアム・ハスク、日本語ではサイリウムの名で出回っています。近年、サイリウムはグルテンや片栗粉などの増粘剤の代用品としてさまざまな食品に応用されるようになりました。

私自身はケトジェニック・ダイエット(代謝重視の糖質制限食事療法としてKETOの名で英語圏で広がり肥満解消/健康維持に大活躍)KETOコーチのトレーニングを受けた2018年、糖質の多い(高GI値の)小麦粉や自己免疫疾患であるグルテンアレルギーを回避するためにアーモンドプードルとココナッツ粉を使ったKETO仕様のパンの研究が盛んに行われ始めた頃にサイリウムと出会いました。

KETOを推進する他の健康オタクたちの提唱するKETOブレッドレシピはもとより、極少量で粘性を発揮する特性を生かして和の食にも実験するようになりました。

ここではサイリウムで作るわらび餅とサイリウムがなぜ身体を整える役割を果たすのかを解説していきます。

作り方はいたって簡単。サイリウムは粘性が高いので極少量で大丈夫。2人分なら3gのサイリウムに対し150㏄の水でOK。私は水で攪拌したあと軽く火を通してから冷やしています。ダマになりやすいので水を投入するときにしっかり混ぜるようにします。


レシピ

サイリウムで作るわらび餅はなぜわらび餅粉や片栗粉より身体を整えてくれるのでしょうか?サイリウムは糖質ゼロですから、多少糖質の高い黒蜜やきな粉を入れても血糖値の上昇を抑えることが可能です。カロリー面ではわらび餅粉や片栗粉のなんと、なんと!!!18分の1なのです。

カロリー計算は直接的には体重増減に関係ないと近年では言われていますが、健康な身体作り効果を考えないでカロリー計算をするなら、という意味です。排便を促し腸内常在菌のエサとなる水溶性食物繊維を多く含み、その上、糖質を含まない(通常、食物繊維を充分摂取しようとすると糖質をたくさん摂取してしまうことが多い)わけですから身体の健康活動に寄り添ってくれます。

固めるときには型に入れてもいいですし、ホイップクリーム用の絞り袋に入れて2㎝ほどの穴をあけて冷水に絞りながら適度な長さに切っていくといういただき方もオツですよ。

トッピング

きな粉

きな粉はもちろん大豆でできているので植物性ですがタンパク質やビタミンB群(1,2,6)、それに食物繊維やミネラル豊富ということでバランスのよい栄養食です。

黒蜜

自家製の黒蜜は沖縄産のやんばる黒糖の塊を水と1:1の割合で溶かし、粘りが出るくらいまで煮詰めてから冷やしておきます。冷蔵しておけばずいぶん長く持ちます。

黒糖にも豊富な栄養素が含まれています。カルシウム、カリウム、マグネシウムなどの電解質であるミネラル類は極暑の熱中症予防に必須です。そのほかビタミンB群や美貌に役立つビタミンE、そして抗酸化機能の高いポリフェノールが含まれていますから、正に夏を元気に乗り越えるための必須食材とも言えますね。

サイリウムは極少量で効果を発揮しますし、摂り過ぎは腹痛の原因にもなります。長く使えますので湿気だけは気をつけて保存してください。

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