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高度外国人財と戦えますか?

日本には大きく二つのカテゴリーの留学生がいます。一つ目は、日本語学校で日本語を学びに来る人たち、もう一つは奨学金をもらって大学(院)で学位を習得する人たちです。

前者は、遊びに来ているのか、アルバイトに来ているのか分からない学生が多く、日本語も下手なのですが、卒業後はどこでも良いので働きたいという「したたかさ」がある。

そして後者は、学位を取得することが第一目的で、日夜勉強に勤しんでいます。そして、大学(院)で得た知識を元に、卒業後は優良な日本企業で仕事をしたいと考えています。またキャリア志向も強く、自分の人生は自分で切り開くという意識をしっかり持っています。

当研究所では、後者の留学生たちを日本企業とマッチングする仕事をしていますが、彼らを見て、日本人は勝てるだろうか?と疑問に思います。目力(めぢから)が違うのです。

人種や国籍で能力自体異なることはないと思いますが、努力してきた実績に対して誇りを持って仕事に立ち向かう、そんな外国人がとても多く、会社から与えられた課題に対して「結果」を出すことに貪欲さを感じます。

日本の学生も一部は学業に専念して頑張っている人がいますが、ほとんどの学生は『入学イコール卒業』とばかりにアルバイトや就活に勤しんでいます。そのため、優秀な留学生たちからは「日本人はいつ勉強するのか?」という質問を私たちはどれだけ沢山聞いたかわかりません。

努力に裏打ちされた自信はとても強いものです。

日本を気に入ってくれて日本企業で働きたいと思っている優秀な留学生は多くいますが、とても残念なことに彼らを使いこなすことのできる器量がある企業がとても少ないのが事実です。サラブレッドを農耕馬として使う的な
使い方をするため、彼らの才能を生かすことが出来ず、お互いに不幸になってしまう...、悲しいことです。

日本だから、日本企業は安泰なんて時代ではもうありません。国境やボーダーは私たちを守ってはくれません。
負けた後、強くなれるか?!日本人!頑張れ!と思います。

追伸:
2020年6月24日にZoomでセミナーを行います。

ポスト・コロナ時代に生き残る【高度外国人財を活用したグローバル戦略】

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日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用

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