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ジョブディスクリプションのポイント(1)

何も説明せずに「Job description(以下JD)を作ってみましょう」とお願いをすると、とんでもないものがよく出てきます。

「〇〇の経験のある人」「〇〇資格者」「〇〇が出来る人」等を書く人が多いのです。このような条件(基準)で派遣社員を探すためか、そのレベルのJDを書いてくる。これは単に「人物像」です。

もしもこのレベルで人を採用したらば、成果が出なくても解雇をすることができなくなります。

ちょっと過激な表現になってしまい申し訳ありませんが、たとえ「〇〇の経験」があり、「〇〇資格者」で、「〇〇が出来る人」でも、求める仕事のアウトプットのレベルを示していないため、(レベルアップするための)叱りようがないのです。

たとえば「海外駐在経験」「英検一級保持者」「英語ができる人」を雇っても、英語の契約書でさえまともに作ることが出来ない人が来てしまうこともあり、それでも文句の言いようがないのです。まさに「固定費の無駄」に繋がるということです。

ジョブデスクリプションとは、ある意味『予定価格が記載されている入札仕様書』です。「費用対効果」を含んだ採用条件も明示する必要があります。

島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用

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